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2017年10月30日

レーヴ代表監督も「理解できない」、ホップ会長に対する批判の声

TSG 1899 Hoffenheim
TSGホッフェンハイム
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週末に行われたホッフェンハイムとのアウェイ戦では、見事昨季3位争いを演じた強豪を相手に快勝をおさめたボルシア・メンヒェングラードバッハ。しかし試合開始前には、グラードバッハの観客席にて、ホッフェンハイムのホップ会長を批判する「サッカーの破壊者め!」と書かれたプラカードが掲げられる事態が発生した。

試合後に、グラードバッハのマックス・エベール氏は「残念でならない。アウェイ戦での勝利後に、一部のファンによる行動への謝罪を述べたくてはならないのは」とコメント。「うちのファンらしくない行動だ。基本的には寛大なことで知られているのだがね。このようなヘイトスピーヂを行うようなファンなど、我々には必要ない」と言葉続けている。

さらにこの日、ドイツの国営放送ZDFにゲスト出演していたヨアヒム・レーヴ代表監督は「恥ずべき行動だ」と一喝。故郷の弱小クラブを、潤沢な資金で一躍ブンデス常連へとのし上げたことに対し、一部のファンから絶えず批判の声が寄せられているが「いかにホップ会長が多大なる社会貢献を行なってきたのか。そしてアカデミーも設立しているというのに。彼はこのクラブに対する大きな愛がある」と、同会長に対する擁護を強調した。

またかつてドイツ代表でスポーツディレクターを務め、現在はホッフェンハイムでマネージャーを務めるハンジ・フリック氏も「これほどの素晴らしい人物に対して、このようなことをするなんて言葉がないよ」と批判。「ドイツサッカー連盟にも、ドイツサッカーリーグ機構にも、こういったことにきっちりと対策を講じて、それに応じた処分を与えるべきだ」と展開している。

しかしながら現状としては、ドイツサッカー連盟としてはそれを行なったファンがいるクラブに対して、罰金等の処分を行うしかないというのが実情だ。そこでグラードバッハのヘッキング監督は、メディアに対して「それでは、一切こういうことをメディアで報じないというのはどうかね?」と提案。

ホッフェンハイムのローゼン氏は「それも一考の価値はあるね」と同調を示した上で、そもそもホッフェンハイムのスタジアムにて、このような事態が起こらないようにするには「どうすべきなのか?」という問題についても解決策を見出したいところだ。

なお今回については、実行者が一文字ずつをスタジアムにもちこみ、それをその場でつなぎ合わせて表記したことが、その後の調査によって明らかとなっており、さらに月曜にはドイツサッカー連盟は今回の事態につて調査を行うことを発表した。


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