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2019年10月26日

試合終盤で驚異的な粘りをみせる、グラードバッハ

Borussia Mönchengladbach
ボルシア・メンヒェングラードバッハ
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 まだ今シーズンを振り返るには早すぎる時期ではあるのだが、それでもなお今季のボルシア・メンヒェングラードバッハには、1つの象徴的な現象が見受けられている。木曜に行われたヨーロッパリーグGL第3戦ASローマ戦にて、グラードバッハは再び試合の終盤で得点をすることに成功して痛み分け。だがこれは今季にグラードバッハが見せてきた、数々の終盤での得点劇の1つにすぎない。

 第2節マインツ戦でのエムボロによる2得点(77分と79分)に始まり、続く第3節ライプツィヒ戦ではまたしてもエムボロがロスタイム(90+1分)に。第5節デュッセルドルフ戦では途中出場のテュラムが2得点(74分と87分)、第6節ホッフェンハイム戦ではノイハウスが(83分)、第7節アウグスブルク戦では再びエムボロが83分にダメ押し弾。ELにおいても前回、ヘルマンがロスタイムに同点弾を決めている。

 そして今回のASローマ戦でも、ロスタイムにPKのチャンスを得たグラードバッハは、夫人の出産に立会い後から合流した主将ラース・シュティンドルがきっちりと沈め、ここでも貴重な勝ち点を土壇場でもぎ取ることに成功。シュティンドルは子供の出産のみならず「負傷から、随分と長い間リハビリ生活が続いていたからね」と、「気持ちが大いに高ぶっている」ことを明かした。

 またエベールSDは、今季から就任した「ローゼ監督がもたらしてくれている、このチームのクオリティだ。決して物怖じすることなく信じる気持ちを決して失わない」と賞賛。「最後まで闘志を見せてくれていた。同点は嬉しかったね。あのPKは正しいジャッジではなかったとも思うし。しかし試合の展開をみれば、ドローというのは私の意見では、全く見合ったものだと思うよ。選手たちはこの得点を手にするのに、ふさわしい戦いを見せてくれていた。95分間に渡って力を尽くしてくれていたよ」


 一方のローゼ監督も「今回の勝ち点は喜んで持ち帰る」と述べており、「おそらくはあれは本来、PKではなかったのだろうがね」ともコメント。「時にサッカーというのは理不尽なものだ。」それは相手FWエディン・ジェコもみるところであり、「あれはPKになるものではなかった」と指摘し、「主審は確信を覚えていたようだけど、僕にはどこがハンドに見えたのかわからない。1−0で終われればとても良い結果だったのだけど」と肩を落としている。

 しかしながらローゼ監督もエベールSDと同様、「試合を通じて見た場合、我々は同点という結果にふさわしいものを見せていたとは思う」と胸を張っており、PKの場面については「笛が鳴った時に、ラースが向かってボールを手にしていた」と説明。「うちのキャプテンはそのボールを決めることで、いかにこのチームにとって重要な選手であるかをみせたんだよ」と振り返った。

 ただし週末の先発出場に向けては、ヨナス・ホフマンも含めて「基本的には、まだオプションではないと言わざるを得ない。まだ復帰途中の段階なのだ」とコメント。しかしながら「重要性と経験値」から可能性を完全に除外こそしなかったが、それでも 「クレバーに、良い決断をしていかないといけない」と強調した。

 またフランクフルトについては、昨季より「好意的」にみて頻繁に試合もみていることを明かしており、「高いアグレッシブさ」と「推進力」、「迅速な対応」を評価。「多くのセンタリング」が見られる試合展開を予想。現在首位につけているところだが、「私は順位ヒュオの全体をみている」と述べ、それでも「勝ち点16を得ていることは良いこと。さらに積み上げていきたい」と意気込みをみせている。
 


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