ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2019年11月05日

ドイツ代表ギンターが語る、首位グラードバッハの変化と自身の成長

Borussia Mönchengladbach
ボルシア・メンヒェングラードバッハ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 ボルシア・メンヒェングラードバッハの守備の要、マティアス・ギンターが復帰を果たした。肩の負傷により前回のドイツ代表参加も見送っていた同選手だが、週末に行われたバイヤー・レヴァークーゼン戦にてフル出場。試合後は、肩をバンデージで分厚く巻き固定する様子も見受けられているものの、「プレーに関しては、全く支障はないよ」と明るい表情を浮かべている。

 だが明るい表情を浮かべる理由は、それだけではない。この日も勝利を治めたグラードバッハは、ブンデスリーガ第10節を経過した時点で首位を堅持。これは伝統あるグラードバッハにおいても、クラブ史上に残る快進撃だ。「試合に臨む姿勢、意欲、そして精力性」それが、今夏にRBザルツブルクより迎え入れた、マルコ・ローゼ新監督が注入する「RBスタイルが、僕たちに変化をもたらしているということだよ」と、ギンターは語った。

 昨季までグラードバッハを率いていたディーター・ヘッキング監督下においても、第16節まではバイエルンを上回り2位につけていた。だが後半戦では失速。前半戦までは得失点36:18を記録していたものの、それからは19:24へと大幅に落ち込みをみせており、グラードバッハはこの夏に変化の時を迎えていた。ポゼッションサッカーを展開していた昨季と比較し、ギンターは「よりゴールへの推進力が増していて、うまくスペースを突き、リスクもおかせていると思う」と説明。確かにまだ全てがうまく機能しているとはいえないまでも、チームは現在ブンデス首位に立つ快進撃をみせている。「だからといって、誰も優勝のことなんて意識していないと思うけどね」

 また飛躍という点でいえば、ギンター自身にも同様に言えることであり、いまやドイツ代表の常連組の一人にまでなった。「日々、自分を磨いていくことを心掛けている。全ての分野でね、気の抜ける余地なんて、僕自身の中にはどこにも存在しない」そしてその求める成功の先にあるものは、あくまでチームとしての成功の中に存在する。「団体競技であるということを、僕はとても意識している。とにかく勝利をおさめたい。だから、何よりもチームの助けとなることが重要なことなんだよ」


 この日に行われたレヴァークーゼン戦では、ギンターは3バックの中心としてプレーしながらも、前半では機をみてボランチの底の位置へと入りつつ、逆に後半の途中からはセンターバックに専念する形で守備に対応。「レヴァークーゼンが後半から、プレッシャーと高めてくることは予想できていたからね」と説明したギンターは、「チームとして全力を尽くして、うまく持ちこたえられたと思う」とチームメイトらを称えている。

 2014年にはブラジルの地でドイツ代表の下、ワールドカップ優勝をも味わったギンターは、これまでのキャリアを通じて、育成はフライブルクの名将クリスチャン・シュトライヒ監督の指導を受けており、その後のドルトムント時代はユルゲン・クロップ監督(現リヴァプール)、トーマス・トゥヘル監督(現パリ・サンジェルマン)の下でプレー。「このことには、とても感謝している。その特徴や、サッカーに対する哲学というものに、とても幅広く触れることができたんだ。」

 ただそのなかでもやはり、「フライブルクが僕の故郷であることには代わりはないさ」とも強調。「だからといって、他の場所の居心地が悪い、といっているわけではないよ」とも付け加えつつ、「ただいつの日か、もう1度フライブルクのユニフォームを着てプレーすることができたら、それは素晴らしいことだろうね」と、25才のディフェンダーは語った。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報