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2020年04月15日

クラマー、ローゼ監督は昨季の不足分の修正に成功した。

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 新型コロナウィルスの影響によりリーグ戦が中断とされるまで、ボルシア・メンヒェングラードバッハは非常に順調な戦いぶりをみせていた。そこでの中断は残念なところだが、ただそれでも特にこの飛躍に貢献している人物として名前を挙げるならば、今季より監督へと就任したマルコ・ローゼ氏となることだろう。

 kickerとのインタビューに応じたクリストフ・クラマーは、前任者のヘッキング監督からは「多くのことを享受した」と前置きしつつ、「高い位置での動きやプレスというのは昨年にも求められていたものだった」とコメント。「時を追うごとにプレーが合ってきているし、どんなチームを相手にしても苦しめることができている」と胸を張った。

 確かにグラードバッハでは特に就任間もないシーズンの序盤に、「運に恵まれた」部分も多々あった。「最初の数ヶ月については、決してそこまでよくない戦いをみせたわけではないが、そのなかで良すぎたくらいの結果を得たと思う。本来勝つべき試合ではない試合でも、勝ち点3を得られていた」と振り返っている。

 そしてクラマーは、「マルコ・ローゼ監督は僕たちのプレーを微調整したんだ」と述べており、「明確に指示を与え」、例えばそれはバイエルンのフリック監督のように「少しネジを締め直したにすぎないかもしれない」が大きな収穫をチームを手にすることができた。「決して彼はバイエルンのサッカーを改革したというわけではない」

 その一方でグラードバッハでは来たる再開の日に備えて「テクニック面や戦術面」に重点を置いて取り組んでいるところであり、「こういった時期だと改めて、練習にもその大切さを感じるね」とクラマー。「無観客試合も本来は決していい気のするものではないが、ただ今言えるのは、無いより遥かにマシということ。だからそれでも歓迎すべきことなんだ。これしかないし、それに5万6000人の職場もかかっている」と言葉を続けている。

エムボロ「期待に応えられている」
 

 そのシーズン再開へ燃えている選手の一人が、ブレール・エムボロだ。昨夏にシャルケからグラードバッハへと移籍し、心機一転出直しをはかったスイス代表FWは、ここまで22試合に出場して7得点をマーク。「まだもっとやれると思う。今季中にはまだ試合が残されているしね」と述べ、「クラブの期待に応えられていると思うよ。早くチームの一員となりたかったし、すぐにそれができた。うまくいっているね」と、胸をはった。

 ただグラードバッハでの定位置争いは激しく、決してそれでも安泰という立場にあるわけではない。そのためエムボロは、時にCF、時にトップ下など、複数のポジションでの起用となっているところだが、「このチームの誰もが出場したいと思っているし、チームの助けになりたいと思っている。」と全く問題視しておらず、「できればもう少し得点に絡みたいね。もっと早く判断をして得点チャンスを見出していかないと」と、更なる飛躍を期している。

ニコラスのウニオン残留は不透明

 もしもウニオン・ベルリンの守護神ラファル・ギキーヴィツが契約を延長することになれば、おそらくそのバックアップを務めるニコラスは退団することになるだろう。それはグラードバッハのマックス・エベールSDも認めるところであり、「2年間またベンチに座り続けることはない」との考えを示した。
 


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