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2020年05月04日

テル=シュテーゲン、断言できるものは存在しないが「ケルンではプレーしない」

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 スペイン・バルセロナにある、心地よい「明るい日差し」が降り注ぐテラスににて、マーク=アンドレ・テル=シュテーゲンはインスタライブを通じ、母国ドイツ・グラードバッハから遠く離れた場所からファンとの交流を行った。

 現在はクラブからトレーニングメニューの指示が送られており、「あとは自分たち次第だよ」とコメント。今は自身の体重を負荷にする形でトレーニングを行っているという28歳は、「6時から10時までは外で軽い運動を、10時から12時までは高齢者、それ以降は子供達が大人と同伴により」外出できることも明かしている。

 もう1つの気分転換となっているのが、こういった形でのファンとの交流だ。「あれはすごい経験だったよね」と振り返ったのが、2011年に果たしたブンデスリーガデビューのことであり、宿敵ケルンとのダービーに向けて「ファヴレ監督がきて、「おい、明日お前はプレーするぞ」と言われたんだ。あの時はあまり眠れなかったよ」と笑顔で語った。

 当時18歳だったテル=シュテーゲンは、そのままグラードバッハのゴールを守り続けることになり、シーズン終了後にはボーフムとの入れ替え戦も経験。そのときの勝利への感動が、4年後に味わうCL優勝よりも大きなものだったのか?との質問には「あの時に降格していれば、2015年にバルセロナでCL決勝へと進出することはできなかったと思う」と明言している。

 そして2016年にはチャンピオンズリーグの舞台にて、グラードバッハへと帰還したドイツ代表GKは、その才に何分間にも渡り拍手喝采を浴びており「あれは鳥肌ものだった。どれほどの評価をしてもらえていたのかを実感できた」と述べ、最終的には2−1と接戦を制する形となったが「僕たちの方が幸運だったと思う。ただ新しいチームで恥をかかずに済んだことはよかった。」と語った。

 現在、そして未来は共にバルセロナにみており、自ら完璧主義者と公言し「サッカーにおいて重要なことは成功を収めること」と言うテル=シュテーゲンは、いつの日かグラードバッハへ戻ることが「クールなこと」と見ながらも、「自分の歩む道をさらにつきすすむことができるチャンス」にあるとも見ている。

 バルセロナでは同選手との契約延長を目指しているところだが、ただその交渉は今のところは凍結中。そこでは様々な憶測が飛び交っているところだが、テル=シュテーゲン自身は「最初の話し合いは行ったけど、でも今はやめておこうと伝えたんだ。もっと大切なことがある以上、延期するべきだと。だから当分の間は、この話をすることはないよ」と説明。

 その契約延長後、それをまっとうした後に再びグラードバッハへと復帰することも考えられるだろう。「絶対に無い、なんて誰にも言えないことさ」とテル=シュテーゲン。ただそれでも、確かなこととして「ケルンに移籍することだけは、ないだろうけどね」と言葉を続けた。
 


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