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2021年02月23日

ギュンドアン、グラードバッハのエベールSDを絶賛

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 マンチェスター・シティのキーマンの1人、イルカイ・ギュンドアンは数ヶ月前からは得点源としても輝きを解き放っており、すでにプレミアリーグで11得点を記録。1月にはドイツ人選手として3人目となる、プレミアリーグの月間最優秀選手賞にも輝いた。ただここのところは負傷で出場を見合わせていた同選手ではあるのだが、しかしながら水曜夜に行われるチャンピオンズリーグ16強ボルシア・メンヒェングラードバッハ戦にてきっちりと間に合わせている。すでに日曜日にはアーセナル戦で途中から出場しており、1−0で勝利をおさめることにも成功した。

 これでペップ・グアルディオラ 監督率いるマンチェスター・シティは、公式戦18連勝を記録。今回のグラードバッハ戦では下馬評で圧倒的に優位とみられるものの、それでも大きなリスペクトをもって試合に臨む。「グラードバッハにとって勝機が皆無という欧州のクラブは見当たらないと思う」そう語った、かつてドルトムントでプレーしたドイツ代表MFは、個々人どうこうというよりも「集団として、彼らは非常に強みをもっている」と警戒心をみせる。

 そしてその戦闘集団を作り上げている、マックス・エベールSDに対して、ギュンドアンは高い評価を熱弁した。「彼は常に正しい言葉を見出せる人物。時に潮流に向かって泳ぐ姿勢や、決して大衆感情に合わせた発言をせず、必要に応じて触れたくないようなことでも敢えて口にする勇気には感心を覚えるよ。彼は僕からみて、非常に人間味溢れる人物だと思う」

 そしてさらにギュンドアンは「何年か前に、バイエルン・ミュンヘンも彼について問い合わせをした、というのを目にした時、僕自身は決してそれに驚きを覚えるようなことはなかったね」と言葉を続け、「特に彼はカメラの前で、誰よりも優れていると思うよ」と語っている。

 直近では、エベールSDはこれからシーズンの重要な時期へと入るというその矢先に、マルコ・ローゼ監督のボルシア・ドルトムント移籍という、大きな問題へと対処する必要があった。「それは確かに、関係者全員にとって、決して良い状況とはいえないかもしれない」とギュンドアン。

 それでもグラードバッハがこのことによる影響を、今回のマンチェスター・シティ戦で受けるとは考えておらず、「僕たちはチャンピオンズリーグの舞台に立っているのだし、どんなに遅くともあの歌を耳にした時、その場にいる全員が全神経をこの試合に集中させることになる。だからその後に影響を受けたグラードバッハの姿というのは想像ができないよ」との考えを示した。

クラマー「大したこととは思わない」

 実際に元ドイツ代表クリストフ・クラマーも、「自分にとっては、さほど大きなことではないね」と証言しており、「きっと監督はドイツ杯で優勝したチームへと行きたいのではなく、きっと優勝監督として行きたいんじゃないかな。この試合にむけた準備は、至って通常通りに行われると思うよ」と説明。「ぜひ決勝戦に進出したいし、SDが話したように結果に飢えている。とにかくね」と語った。「この地域全体がそれを渇望している。それが実現できるといいね。ただドルトムント戦が目の前にあるのに、ベルリンについて語るのは本来はやってはいけないことだよ」

 その一方で今回対戦するマンチェスター・シティについては、「おそらく最強のチームではないだろうか」と評価し、「ドイツ杯もCLもELも、ここに来て以来、本当にくじ運がないよ。今回はその中でも大物中の大物が相手だ」と指摘。それでも今季は強豪相手に勝ち点を奪う奮闘を幾度もみせてはいるものの、逆に自分たちと「トップチームとの違いを挙げるなら、そういうチームはホッフェンハイムやケルンのようなチームを相手に、95〜98%の確率で勝利を収められるということ」とクラマー。

 「僕たちも今のところは、70%くらいはなんとかできるかもしれない。もちろん強豪相手に勝利できるにこしたことはないけど、でも一貫性という点では欠けているよね」と問題点を挙げた。「簡単な計算だけど、もしも下位となる9〜18位のチーム相手に全勝をおさめたとすると、それだけで勝ち点数は60にまで到達できるんだ。僕たちはこういうチームを相手にして、まだまだ課題を残しているよ」
 


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