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2021年04月13日

フランクフルトのヒュッター監督、グラードバッハへの移籍が発表

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 アイントラハト・フランクフルトにおけるアディ・ヒュッター監督の時代は、3年で終焉を迎えることとなった。火曜午前に両クラブから、来シーズンよりボルシア・メンヒェングラードバッハへと移籍することが発表されている。

 「来シーズンに向けて、新たな一歩を踏み出すという決断は、私にとって決して簡単なものではなかった。私はここで3年間に渡り、非常に成功した濃密な時間を過ごしてきたんだ。ただこのチームと共に、今シーズンを素晴らしい結果で締め括りたいと思っている」と、ヒュッター監督はコメント。「私たちは歴史を刻むチャンスを手にしている。今の私にとって、何よりも大切なことはアイントラハトの成功だ。このリードを守り、そしてチャンピオンズリーグ出場を果たしたい。その目標のために全力を尽くす」と言葉を続けた。

 ここ数日の動向を踏まえれば、決して今回の発表は驚くべき結果ではない。kickerでは既に日曜日の夜の時点で、ボルシア・メンヒェングラードバッハとヒュッター監督との話し合いが「非常に進展している」ことをお伝えしていた。

 アディ・ヒュッター監督は2018年夏、バイエルンへと移籍したニコ・コヴァチ監督の後任として就任。スーパーカップのバイエルン戦では0−5と大敗を喫し、続くドイツ杯初戦では前回王者で初戦敗退という辛酸も嘗めたが、最終的にはヨーロッパリーグ出場権獲得に成功。昨季はそのヨーロッパリーグでグループリーグ突破、ドイツ杯でも準決勝進出と果たし、今季はクラブ史上初となるチャンピオンズリーグ出場に向けて、順調に歩みを進めているところ。

 なおそのフランクフルトとの契約は今季の開幕前に、2023年まで延長がなされていたのだが、しかしながらそこには例外条項が含まれており、750万ユーロを支払う形でヒュッター監督は移籍することが可能となっていた。逆に来季よりマルコ・ローゼ監督を移籍金500万ユーロでドルトムントに失ったグラードバッハは、それを投じる形で今回のヒュッター監督招聘へと成功。ただしフランクフルトは現在4位とチャンピオンズリーグ出場に向かっているのに対して、グラードバッハは8位とヨーロッパリーグ出場権獲得も危ぶまれている。

 そういったことも相待って、今週末におけるグラードバッハとフランクフルトとの対決には、大いに注目が集まることは間違いないだろう。
 


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