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2021年05月31日

シャルケ戦で進退をかけていた、マルコ・ローゼ監督、

Borussia Mönchengladbach
ボルシア・メンヒェングラードバッハ
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 マルコ・ローゼ監督が今年の2月15日に、突如としてボルシア・ドルトムントへの移籍を発表したことが引き金となり、そこで大きな波紋を呼びチームも極度の不振へと陥いるなど、監督解任への強烈なプレッシャーに晒されることとなった、ボルシア・メンヒェングラードバッハのマックス・エベールSD。その結果、チャンピオンズリーグ出場権はおろか、ヨーロッパリーグ、さらには新設されたカンファレンスリーグの出場さえも逃す結果となったのだが、改めて「続投」の判断への後悔は感じていないのだろうか?
 
 kickerに対して、エベールSDは「マルコ・ローゼ監督は、一夜にして悪い指揮官へと突如変貌したということはない。私は感情に流されるのではなく、合理的に考えて判断を下していく。ただそれと同時に異なる意見にも耳を傾けるし、あくまで事実に基づいた評価を下して、自分の信念に基づく行動を取り続けてきた。果たして別の指揮官だったなら、6位以内に入った保証などどこにあるのだね?それがあれば私は誤まった判断を下したといえる。私は招聘時と変わらず、ローゼ監督に信頼を寄せていた」と語った。

 とはいえ、それでも3月はローゼ監督にとって退任の危機にさらされていたことは確かだ。移籍発表から7連敗となり、3月20日には最下位シャルケとのアウェイ戦を迎えた、その時のことである。kickerでは当時、これが進退をかけた決戦であることをお伝えしていたが、「いつかは結果を求められるもの」と明言したエベールSDは、「敗戦した場合には、次の行動を考えなくてはならなかった。シャルケ戦での勝利後に、再び成功がはじまったんだ」と振り返った。

 ただそれでもバイエルン戦での大敗、昇格組シュトゥットガルト戦での敗戦などにより、最終的にグラードバッハは欧州の舞台へ来季たつという夢は叶わなかった。そして例外条項を行使する形でローゼ監督はボルシア・ドルトムントへ、そして同じく例外条項を行使する形でアディ・ヒュッター監督をアイントラハト・フランクフルトから引き抜き。なお今回の契約には例外条項が含まれておらず、「話し合いでそれなしでやりたいと伝えたところ、特に彼にとってそれは問題ではなかった」とkickerに対して明かしている。

べネッツとニコラスは共に新天地模索へ

 その一方でボルシア・メンヒェングラードバッハでは、レンタル移籍していた2選手、英3部イプスウィッチ・タウンで公式戦30試合に出場したキーナン・ベネッツ(1得点)と、独2部オスナブリュックで1試合の出場にとどまったモリッツ・ニコラスが復帰することになるが、2022年まで契約を残す前者はオファー次第で売却交渉に応じる構えで、後者については引き続きレンタルでの武者修行を検討している模様。
 


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