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2021年07月03日

グラードバッハのエベールSDが「市場のその時」を待つ背景

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 ギンター、ザカリア、テュラム、ノイハウス、ホフマン、エムボロ。この夏の移籍市場において他クラブからの関心を集める選手を、現在は数多く抱えてる状態にあるボルシア・メンヒェングラードバッハ。だが実際に事態がどう発展を見せるかは予見できる状況にはなく、「今はまだ市場は本格的に動いていない。ユーロも開催中で状況は複雑だ。買う側のクラブは動向を正確に見極めて、その時が来たら動きへと出るだろう。そこでドミノ効果が発生して他クラブも動きにでることになる」と、エベールSDは説明。

 グラードバッハにも「いくつか手をつけなくてはならない部分がある。例えば今季最終年度を迎える選手については、まだ延長の目処は特にたっていない。このまま失効できないので集中的に協議を行なっているところだ。」と言葉を続けており、特に中盤のデニス・ザカリアの最終ラインのマティアス・ギンターといった主力2人が、それに共に該当するところだ。前者はむしろ移籍、後者は残留も視野に入れられるものの、「そう簡単にうちから延長オファーも出せない。選手側にも思惑があるし、断られるような内容を出すわけにもいかない」と同SD。

 仮にザカリア売却で高額な移籍金を手にすることで、ギンターにより好条件を提示できるかもしれない。「それはギンターサイドと話し合うことだよ」とエベールSDは強調。それと同時にチームづくりのためには、エベールSDは「いろんなシナリオを用意しておかなくてはいけない」というように、加入の目処がついている選手たちも「保留」の状況。そのため「もちろんそれらの選手たちが、この間に待てずに移籍するリスクもあるがね」と意識しながらも、グラードバッハもまた、市場の「その時」を待ち続けているところだ。
 


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