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2021年08月14日

コロナ禍にも札束飛び交う事態に、エベールSD「もう病気だよ」

Borussia Mönchengladbach
ボルシア・メンヒェングラードバッハ
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 この夏、巨額の資金が飛び交う形で、リオネル・メッシがパリ・サンジェルマンに、ロメル・ルカクがチェルシーFCに、そしてジャック・グリーリッシュがマンチェスター・シティへと、それぞれに渡った。これにさらにハリー・ケインも追随するのでは、と見られている中で、ボルシア・メンヒェングラードバッハのマックス・エベールSDは、「コロナ禍なんて、どこ吹く風、のようんだね」とチクリ、むしろこういった資金力のある投資家が健全なサッカーシステムを崩壊させ、それでもなお資金をつぎ込む様にもはや「病気だよ」と言葉を続けた。

 これまで長きに渡り、ボルシア・メンヒェングラードバッハを降格争いのチームから、欧州常連クラブへと引き上げる手腕を発揮、財務状況においても見事な結果を残し続けるなど、その手腕は非常に高く評価されている同氏は、ここまでの移籍市場におけるクラブの動きにおいて「満足」と総括。実際に昨季後半戦での大失速により、欧州の舞台を逃す結果となり、主力選手に根強く移籍の噂が流れ続けるなど、チームには大きなフラストレーションの募る中で迎える結果となったのだが、それでも「市場は、決してそんな簡単なものではない」と不安はなし。「それに、ここは素晴らしいクラブでもあるからね」とも付け加えている。

 例えばマティアス・ギンターの例は、いかに市場が厳しい状況にあるかの好例として挙げられるあろう。契約最終年度に入っているドイツ代表DFは、当然クラブとして慰留に務めたいものの現状では、「マティアスに、見合った金額をオファーできる状況にない」と、フランクフルター・アルゲマイネに対してコメント。「彼に対して、決して無礼なオファーなど提示できない」と強調しており、一方でギンター自身も「残留を強く期待している」と発言。クラブの苦しい財務状況も認識しているところだ。
 


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