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2022年01月08日

クラマー、コロナ直撃のバイエルンとの対戦に「他クラブは妬んでるかも」

Borussia Mönchengladbach
ボルシア・メンヒェングラードバッハ
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 間違いなく異なる結末となっても、決しておかしくはない試合展開だった。バイエルンのナーゲルスマン監督やトーマス・ミュラーが敗戦を嘆いたように、特に金曜夜に開催されたボルシア・メンヒェングラードバッハとの後半戦初戦では、「後半で僕たちは随分に判断ミスをしてしまい、ロストも多く、それでバイエルンにチャンスを与えてしまっていた」と、クリストフ・クラマーは回顧。それでもグラードバッハが2−1であり続けた理由、それは「運もあったね。でもここで勝つにはそれも必要さ」と胸を張る。それもそのはずで実際にここアリアンツ・アレナで、すでに4勝を挙げたチームは、グラードバッハ以外に存在しないのだ。

 ただこの試合にはまた別の側面も見受けられていたことも事実である。コロナ禍に揺れるバイエルンはセカンドチームから6選手、U19から2選手がベンチ入りしており、ティルマンは先発デビュー。さらにジョシュア・キミヒやマルセル・サヴィッツァは長期離脱明け、しかも特に後者にとって不慣れなサイドバックでの起用となっていたのだ。「今回のバイエルンの先発メンバーには、他のブンデスリーガの16クラブがみんな、妬むものだったかもしれないよね」とクラマー。それでもレヴァンドフスキ、ミュラー、ニャブリら「7選手は、本当に素晴らしい選手たちだった」とも強調する。「とても良い先発メンバーではあったとはいえると思うよ」


 特にグラードバッハはこれまで苦しいシーズンでの戦いを余儀なくされており、最近5試合で得られた勝ち点はわずかに1。そんな中で迎えたミュンヘンでの試合で見せた、「選手たちの戦いぶりには大きな賛辞をおくりたい。90分間を通じて戦い、走り、力を出し切ろうとしていた。練習の成果をみせてくれた」と、ヒュッター監督は評価。得点を決めたフロリアン・ノイハウスも「チームとして答えを出せたことが重要。僕たちは問題を抱えていたけど、とてもうまくやり返していたと思うし、前半では良い時間帯があったしね」と強調。

 その後の後半で好セーブで支えたヤン・ゾマーは、「今はこの調子で、自分たちのプレーに一貫性をもたせていきたい。ブンデスでは常にこれだけの激しさが求められる。それができれば勝ち点はついてくる」とコメント。クラマーは「後半戦での巻き返しの第一歩に。状況は容易ではないが、とても重要な勝ち点3だ。でもこのままではいけない。それもはっきりしているしね」との考えを示している。


 エベールSDはTV局SAT1との取材に対し、「勝利に値する試合内容だったかはわからないが」とした上で、コロナ禍により「試合の延期を要請しながらも、その上でプレーし、できるだけ強力なメンバーで臨むように努力した、バイエルン・ミュンヘンが示したフェアプレー精神は素晴らしい」と称賛。「彼らが試合をやり遂げたことに、我々は大きな敬意を評するものだ」と述べつつ、「ただもちろん我々としては勝利できたことで、少し楽になった部分もあるけどね」とも付け加えた。「この結果が、自分たちが失っていたエネルギー、そして自信を与えてくれるものとなるだろう。ただ確かに重要な勝利を手にしたが、我々はこれから前に進み続けていかなくてはならないんだ」
 


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