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2018年10月27日

ヴォルフ監督、退場劇で酒井高CB起用も、初陣飾る「気迫があった」

Hamburger SV
ハンブルガーSV
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 わずか三日前に新監督として、ハネス・ヴォルフ氏を招聘したブンデス2部ハンブルガーSV。早速その初陣が金曜夜に行われたマグデブルク戦であり、前監督の下ではバックアップだったものの先発起用された、ピエル=ミヘル・ラソガは試合後「プレーを組み立てていくほどの時間はなかった」とコメント。「僕たちはこの試合で是が非でも勝利を収めたいという意欲は見てとれたと思う」と胸を張った。

 前半については「良いプレーをみせていた」と振り返った同選手ではあるのだが、しかし深く構え、闘争心溢れるプレーをみせていたマグデブルクに対し、ナレイ(23分)とフアン(28分と30分)にちょっとしたチャンスを掴んでいたのみで、「優位に試合は進めていたのだから、得点は決めないといけない」と言葉を続けている。

 しかし後半早々に、CBのデイヴィッド・ベイツが軽率なプレーで、この日2枚目の警告を受けて退場。「退場は当然痛かったさ。変更を余儀なくされた」と語ったように、右サイドバックの酒井高徳をセンターバックへとスライドし、前線のナレイを下げることで対応。しかしそれからは「気迫を出しプレーして、あまりチャンスは与えていなかったよね。引き続きオフェンシブにプレーして、そして素晴らしい得点を決めることができた」と語ったように、数的不利の中で後半73分、ラソガの見事なお膳立てでナレイが均衡を破る値千金の先制ゴールを決めた。

 この先発起用に見事答えたラソガのアシストにより、ハネス・ドルフ監督は初陣を勝利で飾ることに成功。「とても良いスタートだよ。これはもちろん嬉しいいことさ」と喜びをみせたが、ちなみに指揮官として初陣を飾ったハンブルクの監督は、これまで2014年にミルコ・スロムか監督が収めたとき以来のこと。ただ数的不利の中で勝利を掴み取ったものの、「前半ではチャンスをつかみ」ながらも得点できないなど課題も改めて見る結果に。

 なお就任会見からわずか三日で初陣を迎え、慌ただしいスタートとなったヴォルフ監督だが、来週にはドイツ杯2回戦ヴィースバーデン戦が火曜に控えており、ヴォルフ監督にはチームに手をつけるような猶予はあまり残されてはいない。
 
【試合スタッツ】
酒井高徳:フル出場
(シュート総数0、アシスト性のパス0、タッチ総数59、対人戦勝率60%、パス総数46、パス成功数43、パス失敗数3、パス成功率93%、ファウル数0、被ファウル数2、オフサイド0)


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