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2018年08月19日

浅野拓磨、米国代表ウッドとの定位置争いをリードか

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 昨シーズンでは昇格組ながら、特に2部降格の危険にさらされることなく1部残留を果たしたハノーファー96。そのオフェンスを支えたニクラス・フュルクルークに対しては、グラードバッハが熱心に獲得へと動いたものの残留。その一方でマルティン・ハルニクとチャーリソン・ベンショップが抜けた穴埋めとして、日本代表FW浅野拓磨と、日本人の母をもつ米国代表FWボビー・ウッドを獲得した。さらに今夏にはハノーファーII向けにヘンドリク・ヴェイデントも獲得。ただそのなかで現在苦戦を強いられているのが、ボビー・ウッドである。

 浅野拓磨と同じく、昨シーズンでは下部チームへと送致されるなど、悔しいシーズンを過ごすことになったウッドだが、ドイツのサッカーメディア『ラッテンクロイツ』では、”今夏についてはここまでフュルクルークとの2トップという役割に不慣れなところをみせている”と分析。その一方で浅野拓磨については”何を望まれているのか、それをしっかりと体現している”とコメント。”活き活きとした精力的な動き”、”キレ”、そして”ゴールに向かう推進力”を評価した。

 先日行われた、準備期間の総仕上げとなるアスレチック・ビルバオとのテストマッチでは、浅野拓磨は前半32分に、センターライン付近から相手PAへと高いボールが供給されると、それを快速を飛ばしてキープ。さらに相手DFを交わしてゴール前に構えるイフラス・ベブーにグラウンダーにセンタリング。こぼれ球となったところをニクラス・フュルクルークが押し込んで先制点を決めた。さらにそのわずか5分後には、センターライン付近でマイナが果敢にプレスをかけてボールを奪うと、それをすかさず前線を駆け上がる浅野拓磨へとフィード。それを浅野がダイレクトでゴール左隅に蹴り込んでみせている。

 同記事では浅野について、”フィジカルと高さに長けたフュルクルークに対して、精力的に動く浅野は理想的にカバーしあえる関係だ”と評価し、さらに特に同じく今夏加入の”原口元気や、イフラス・ベブーが離脱となったウィングのポジションにおいても、浅野はハノーファーにとって貴重な戦力だ”とも掲載。

 アンドレ・ブライテンライター監督は「拓磨はポリバレントに起用可能な選手で、素早いボール捌きができ、そしてメンタル面での強さもピッチでみせている」と述べ、またハノーファーでの新たなチャンスに燃える浅野は、「クラブからの期待に応えられるように全力をつくし、そしてファンのみなさんに喜んでもらえるようにがんばります」と意気込みをみせた。


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