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2020年11月28日

原口元気に発破をかける指揮官「非常に貴重な選手」

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 このチームがもつクオリティ、そしてメンタリティについても、ケナン・コチャク監督の中では特に疑問はない。ただ問題はそれが本拠地HDIアレナでのみ見受けられているということであり、ブンデス2部ハノーファー96は敵地では惨敗中。

 前節に至っては最下位のヴュルツブルクにも1−2と返り討ちにあった。そのため今節の「キール戦では違う顔をみせてくれることだろう」と指揮官。実際にホーム戦ではここまで3勝1分ち好成績を収めてきている。

 ブンデス復帰を目標に掲げて臨む今シーズンだが、苦しい戦いを強いられる裏で昨季の主力選手、例えばチームの得点王だったマルヴィン・ドゥクシュや、FWコンビを形成するヘンドリク・ヴァイダントらの不振が目につき、さらにウィングでもリントン・マイナが負傷のためにその存在感が薄れているところ。

 さらにチームへ発想力をもたらし、牽引することが期待される原口元気についても、完全に調子を崩してしまっている状況だ。「元気は高いクオリティをもった、違いをもたらすことのできる選手なんだ。ただ彼のパフォーマンスには、浮き沈みが見受けられている」と、まずは擁護する姿勢をみせたコチャク監督。

 そして改めて「彼自身にも言えることだが、我々では相手からプレゼントされるようなことはないということを意識しなくてはいけない。選手個人ではなく、あくまでチームを最大限に重要視していくということ。選手全員がしっかりとした気持ちで試合に臨み、そしてクラブのために全力を尽くせなくては」と、明確なメッセージを送った。

 ただそれと同時にコチャク監督は、日本代表MFの状態が「再び上向いていくことも確信している」ところであり、「元気はうちにとって、非常に価値のある選手だよ」と強調している。
 


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