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2019年11月25日

新次元の投資で野心的ヘルタ、チョヴィッチ監督の進退問題へ

Hertha BSC Berlin
ヘルタBSC
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 ブンデスリーガ第10節を迎えるまでは、開幕時から指揮官たちの顔ぶれに変化が見られることはなかった。だが王者バイエルン・ミュンヘンがニコ・コヴァチ監督退任を発表したのを皮切りに、マインツのサンドロ・シュヴァルツ監督、そしてケルンのアヒム・バイアーロルツァー監督が続けてチームを後にすることに。

 そして今季不振が続いたFCアウグスブルクのマルティン・シュミット監督ももれなく進退問題揺れる指揮官の一人だったが、しかしながら週末に行われたヘルタ・ベルリン戦にてリーグ戦連勝を飾っており、逆に対戦相手のアンテ・チョヴィッチ監督に対して進退問題が浮上する結果となっている。

 今シーズンより新たに、アンテ・チョヴィチ氏を監督に昇格させ迎えているヘルタ・ベルリン。開幕戦でこそ、バイエルンとドローを演じて見せたが、その後は3連敗という結果に。しかしながら昇格組パダーボルン、ケルンと、立て続けに勝利をおさめ、そして週末にはデュッセルドルフ相手に3連勝で2度目の代表戦期間に突入することに成功した。

 しかしながらそれ以降はブレーメンに痛み分け、ホッフェンハイムに敗戦を喫し、さらに昇格組ウニオンとの歴史的なベルリンダービーでも敗戦。そして3度目の代表戦期間明けに行われた下位に沈むFCアウグスブルクを相手に、守護神ヤースタインの退場があったとはいえ4−0での完敗を喫している。

 戦前に指揮官は「攻守に渡り一丸となったプレー」を求めていたものの全く見受けられず、ニクラス・シュタークは試合後「失望は大きい。あまりに多くの場面で、ちょっとしたズレが見受けられてしまった。これではブンデスの舞台でなどやっていけない」と苦言。チョヴィッチ監督も「思い描いていたことを見せられなかった」と肩を落とした。


 そのため本日月曜日にヘルタ・ベルリンでは、練習前にも「プレーツ氏と話し合った」ことをチョヴィッチ監督は明かしており、今夏にクラブではヴィンドホルスト氏の会社から巨額の投資を受ける野心的なヘルタの首脳陣、そして役員会では、kickerが得た情報によれば本日から火曜にかけて進退についての話し合いが行われる模様。

 ただ一部メディアで報じられたユルゲン・クリンスマン氏の復帰については、そもそも今年はじめにもチーム内で議論されたが同意を得られず、最近ではエクアドル監督就任も見合わせた経緯がある。また前任者パル・ダルダイ氏ついて首脳陣は、招聘するなら応じるかもしれないとは考えるものの、それでも前任者に戻すということは誤ったシグナルを送ることも考えられ、また退任前にはマネージャーのプレーツ氏との関係が冷めていたという側面もある。
 


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