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2019年11月28日

127ヶ月ぶりブンデスの監督復帰のクリンスマン氏「準備はできてる」

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 月曜日に飛行機でカリフォルニア州から、一路ドイツの首都ベルリンへと向かう際、ユルゲン・クリンスマン氏の胸中にあったものは「一体何ができ、そしてどのようにしてヘルタを救えるのか」というものだった。だが「サンクスギビングを、自宅で過ごせなくなってしまったよ」とクリンスマン氏はコメント。「2日前までは、監督就任会見の席に座っているなって思ってもいなかった。だがサッカーというのは、時に状況が一変してしまうもの。しばらく、カリフォルニアへの便は延期だよ」と言葉を続けている。

 成績不振に伴いアンテ・チョヴィッチ監督が解任となったが、すでにチョヴィッチ氏とコンタクトをとったというクリンスマン氏は「アンテのことは好きだし、彼のことはとても評価している。2年に渡り、息子のヨナタンと共に多くのことに取り組んでくれたしね」と強調。そしてこれからはコーチ陣を一新して、ヘルタでの新たな任務へと就く。「しっかり準備はできているし、私はいつだって全力だ」と語った元ドイツ代表監督。

 特に今季のヘルタ・ベルリンは、魅力的かつ攻撃的なサッカーをみせることをシーズンの目標として掲げながらも、ここまでは15位と期待値より「大きく開きがある」状況であり、「何より重要なことは、勝ち点を重ねていき、順位表で上に上がっていくこと。そしてできれば中盤を確保して、上位をうかがえるようになれれば良いね。」と意気込みをみせている。ただその最初の「大仕事」となるのが、週末に控えているブンデスリーガ第13節、昨季最終節までバイエルンと優勝争いを演じた強豪、ボルシア・ドルトムントとの一戦だ。


 これから一新した「意欲的かつ高い専門性をもった」コーチ陣と共に軌道修正をはかることになるが、特にその中には元ドイツ代表アルネ・フリードリヒ氏も含まれており、「パフォーマンスマネージャーとして、選手たちの近い存在として私やプレーツ氏の架け橋になってもらう」と説明。

 またAC就任のヌーリ氏とは、かつてシアトルでプレーした経験をもつ同氏が2018年に米国の複数のクラブで研修した際、クリンスマン氏が親交を深める機会があり、その結果ドイツ語で仕事をもしもする機会があれば、ぜひヌーリ氏を招聘しようと考えていたとのこと。そして就任最初の練習ではクリンスマン氏の頼れる右腕として、そのヌーリ氏が主導する形でトレーニングが行われる様子が見受けられている。


 また今年の3月からドイツ代表の予選、そしてテストマッチの放映権を取得しているRTLにてTV解説も務めている同氏だが、RTLはクリンスマン氏がそのまま就任し続けることを発表。その理由として、リーグ戦が終了するまで特にRTLでの放送はなく「支障がでるわけではありませんし、次の放送は5月の終わりです。リーグ戦後のことになります」と、同局のボルヘーファー広報担当は説明した。
 


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