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2019年12月30日

今冬積極的なヘルタ、クリンスマン監督「国際舞台への復帰を視野に」

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 ブンデスリーガ18クラブのうち、後半戦にむけて1番のりで再始動したのは、ユルゲン・クリンスマン監督率いるヘルタ・ベルリンだった。昨日の日曜日には乳酸テストを行い、本日月曜より本格的にトレーニングを再開。その理由について、指揮官は「我々は残留争いの中に置かれているのだし、少し早く動き始めて、そして後半戦でうまくスタートを切る事ができればと考えている」と説明した。

 特に今季の前半戦においてヘルタ・ベルリンでは、今季よりトップチームの監督へと就任したアンテ・チョヴィッチ氏が成績不振から退任。年末よりクリンスマン監督が今季いっぱいまでの橋渡し役として就任した背景もある。「ここのところ4試合でうまくいっているし、選手たちの雰囲気は明るい。だがまだ危険な状況にあることには代わりはないのだし、後半戦の初戦の相手はバイエルン。そしてその次はヴォルフスブルクなのだよ」と警鐘を鳴らしている。

 その一方で今冬の移籍市場においてヘルタ・ベルリンでは、アルゼンチン代表サンチアゴ・アスカシバルやオランダ代表ケヴィン・ストロートマンに加え、ドイツ代表として豊富な経験を持つユリアン・ドラクスラーやマリオ・ゲッツェ、さらにはスイス代表グラニート・シャカの獲得間近とも報じられているところ。

 このことについては「確かに我々は残留争いの最中にある。しかし国際舞台へと返り咲くことを視野にいれて補強を行っていくべきだ」と強調し、特に今夏にヴィントホルスト氏のTennor社から”新次元”の投資を受けていることもあり、「クラブ全体にとって全く新しい状況となった」ことを歓迎。ただそれでも「今は残留争いからの脱却が急務であり、中・長期的に欧州で戦いたい」との展望を述べた。

 

 一方で昨シーズンではヘルタのトップスコアラーとなっていたオンドレイ・ドゥダに関しては、出場機会を求めて既に移籍希望を公言しており、クリンスマン監督も移籍の可能性について「高い」との見方を示している。そのほか今夏にニュルンベルクから加入したエデュアルド・レーヴェンについては、負傷の問題もあってこちらも厳しい状況に立たされており、FCアウグスブルクからの関心が寄せられているところ。

 またサロモン・カルーについても、「話し合いを行った」ことをクリンスマン監督は明かしており、「左にディルロスン、右にルケバキオという二人のスピードある選手が控えていることで、難しい立場にある。彼自身、現実的に物事を考えるタイプであり、だから熟考しているところだ。彼には練習に参加する必要なく、時間を与えることを伝えているよ」と語った。
 


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