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2020年02月26日

電撃退任のクリンスマン氏、ヘルタ首脳陣を痛烈批判していたことが判明

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 ヘルタ・ベルリンの指揮官を電撃退任して2週間以上が結果した今もなお、ユルゲン・クリンスマン氏を巡る騒動が鎮静化する気配は見受けられない。今度はドイツのスポーツ専門誌シュポルト・ビルトが、同氏が自身の10週間に渡る任期の中で作成したプロトコルを、水曜発売の記事のなかで報道。そこにはクラブ首脳陣らに対する、強烈な批判が記されていた。「クラブ首脳陣は即座に、完全に入れ替わるべきだ」「素晴らしい選手を獲得したとし、ある程度の時間が経過するならば、「普通の選手」に終わってしまうだろう」

 とりわけその痛烈な言葉の先にいるのが、競技部門のミヒャエル・プレーツ代表である。クリンスマン氏は「数年に渡り、全ての分野において致命的な過ち」をおかしたとし、また「満足してしまった、高齢の選手たちを数多く抱え」「酷いチームづくりを行っている」とも指摘。「このクラブには、成果という概念がない。むしろその役割に安住してしまう。クラブ首脳陣にはカリスマ性に欠けている。」上に、「クラブ首脳陣とコーチ陣たちとの信頼関係は皆無」で、「プレーツ氏と選手たちとの関係性も崩れ去っており、虚実の文化がそこにある」と展開した。

 どうやら11月の監督就任前にクリンスマン氏は、ラルフ・ラングニック氏の監督招聘へと動き、同氏も関心を示していたものの、それでもプレーツ氏が上にいる状況ではそれも不可能とのことで、さらに今冬に行ったプレーツ氏の戦力補強についても「酷いものだった」と評価。加えて「医療スタッフはダイナミズムがなく、現代のサッカーに対応できるだけの能力が無い」、「広報担当は、ただ反応するだけでアイデアがない。コーチ陣をまったく守ることもしない。答えを探そうとせず、イノベーションも皆無だ」とまで指摘している。

 
 このことについて、「非常に驚いたね」「10週間の任期期間でそんな事はまったく口にしてなかったんだ」と語ったプレーツ氏は、自分に対する批判については大丈夫であると強調した上で「24時間、クラブのために尽力してくれている医療スタッフや、広報らに対する批判については、この上ないほどの批判をもってお返ししたい。」と苦言。法的手段に訴えるか、については可能性に含みをもたせつつ、「こういった事が、チームに害を生じることは確かだ」との考えを示した。


 なおこの日の練習には、出産に立ち会うためにデドリック・ボヤタが不参加。さらに胃腸炎によりパスカル・ケプケも不在。さらにはケルン戦で頭部に打撲をうけ、脳震盪の疑いのあるアルネ・マイアーは、筋肉系に問題をかかるペーター・ペカリクと共に別メニューで調整した。また構想外となりMLSへの移籍を視野に入れる、サロモン・カルーはアレクサンダー・エスヴァインと共に練習へと参加している。
  


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