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2020年05月21日

ゴール祝福で批判受けたヘルタ、ラバディア監督「話し合いをした」

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 ヘルタ・ベルリンの指揮官として初陣を飾ったTSGホッフェンハイム戦後には、その時の3得点の後に何事もなかったかのようにゴールを喜び合う選手たちの姿が、周囲より厳しく避難される結果となった、ブルーノ・ラバディア監督。その後に選手たちを擁護するコメントともに、これから話し合いを行っていくことも強調していたが、金曜に控える首都決戦を前にして既にそれを行っていたことを明らかにした。

 かつて点取屋として現役時代にプレーし、監督としても情熱をもって取り組んできたラバディア氏にとっては、今回のテーマは決して扱いやすい内容ではない。それは水曜日の会見の席でも自ら認めるところで、「全く簡単なことではないね」と語った。「これからダービーが控えるし、ここでは情熱が非常に重要な要素となってくる。ただその一方で我々は、もう少し慎重にならなければいけないことも話しているところだがね」

 土曜日にヘルタは、ラバディア監督の初陣となったホッフェンハイム戦で3得点にて快勝。その際に抱き合ったり抱え上げたりするなどして祝福する様子をみせていた。直後にドイツサッカーリーグ機構から説明があったように、決してこれは感染防止コンセプトへ違反したものでもなく、処分を受けるようなものでもない。しかしこれらの行動については具体的に、同機構からの勧告として明記されたものであり、バイエルン州のズーダー州知事はドイツ国営放送に出演した際、「決してあれはいいことだとは思わない。リーガがもっと引き締めていくだろう。それは確かだし、重要なことだよ。世界中が我々を見ているのだ。リーガはそこで模範とならなくてはいけないし、我々はルールを遵守してプレーしていかなくてはならない」と強調。

 一方でラバディア監督は試合後、「感情はサッカーの一部であり、それがなくては戦うことなどできない」と擁護する姿勢をみせていたが、翌日にはブレーメンのコーフェルト監督から「それも理解はできるが、しかしどの監督に対しても対応しなくてはいけない問題を提起してしまった。本来は皆が守るべき内容を軽視していたということなのだから」と苦言も。実際にヘルタにおいてもウニオンとの首都決戦を前に問題点として提起される結果にもなっている。「全体的に少し気になることは、そもそも得点を決める前からどう喜びを表現しようかなど、現役時代には考えたりしなかったものだ」と語ったラバディア監督は、「その予行演習なんて思いもしないことだったし、それは純粋は喜びで、感情で、普段はそれを純粋に表に出すというもの」としつつも、コロナ危機の中では普段とは少し異なるものだということは、ラバディア監督自身理解しており、「そうもいかないということ。選手たちは今後についてもう少し気配りをして、距離に注意を払っていくべきだろう。そう話し合いをした。」と明かした。これから実際にそれを態度として示していくことになるだろうが、ただその前にヘルタとしては、前回のウニオン戦のように無得点のままではみせることさえ叶わない。
 


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