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2020年06月24日

7年過ごしたベルリンに別れ、シェルブレッド「ここは特別な場所」

Hertha BSC Berlin
ヘルタBSC
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 「ふくらはぎは、かなり良くなっているよ」と語った、ヘルタ・ベルリンのペア・シェルブレッド。1週間半前のフランクフルト戦にて前半30分すぎに負傷交代を余儀なくされていた同選手だが、「全力で回復に務めている。1日に2回治療を受けて、焦らないようにしている。そしてグラードバッハ戦で少しでもプレーできれば。それが僕の願いだ。こんな終わり方は、僕の主義じゃない。5分で良い。最後にもう一度、みんなとプレーがしたいんだ。」

 ピッチでは落ち着きをもたらし、チームを牽引し、クレバーにボールを奪取し、チームメイトをより良くプレーさせていく。「選手としてもその人間性も素晴らしい」と賛辞を贈ったのは、イースターから指揮を執るラバディア監督だ。「彼が特別な存在であることは、特に自身が監督として率いると良くわかるよ」正確なタイミングでのクロスを武器にもつMFだが、自己中心的な選手ではなく、過小評価されがちな選手でもあった。
 
 13才の時に母国ノルウェーのオーディション番組で優勝し、3週間のリヴァプールでの練習参加の権利を勝ち取ると、その後にオファーを受けるも断りを入れてローゼンボリへ。16才でデビューし、2005年にはリーグ最年少での一発退場記録も樹立。「月曜日にチームメイトとクイズをして、忘れかけてたけど思い出したよ」ノルウェー期待の若手としてニューカッスル契約間近に迫ったが、最終的にはハンブルガーSV移籍を決断。紆余曲折の時間を過ごした後、最初は2013年にレンタルで、その後は完全移籍でヘルタに加入している。

 そして今シーズンを最後に、ヘルタを後にする決断を下した。ヘルタ側も延長の意思があったが、昨年に母国に戻った家族はもとより、ローゼンボリが提示した3年契約+その後のアカデミーの代表いう役職に魅力があった。「母国に戻ることを希望していた。自分の経験を子供達に還元したい。ローゼンボリは国内最大のクラブで、ここでの貢献が国全体の助けにも繋がる」と述べ、「いろんな時期を過ごしてきたし、そのなかで本当に多くのことを学べた。そして日々楽しく過ごせたよ」とコメント。「今は少しでも記憶に留めるため、一人で車を走らせることもある。ここにきて7年。今思うとずいぶん長い時間過ごせた。子供達もここで育った。大きな意味がこの街にある。別れは妙な感じだ」と言葉を続けている。
 


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