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2020年07月06日

クリンスマン元監督、ヘルタ電撃退任劇を謝罪

Hertha BSC Berlin
ヘルタBSC
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 ヘルタ・ベルリンの監督を電撃退任してから5ヶ月あまりが経過し、ユルゲン・クリンスマン氏が公に対して謝罪の言葉を送った。ただまだ1つの謎だけは、残されたままだという。

 おそらく今回の退任劇は、近年のヘルタ・ベルリンの歴史において最も激震に揺れた数ヶ月であり、そして最も大きなインパクトを残し終焉を迎えたものでもあった。本来は相談役会会員としてヘルタ・ベルリンに加わった元ドイツ代表監督ではあったのだが、チョヴィッチ監督の解任に伴い急遽、後任として残りシーズンで指揮をとることに。そして今冬には移籍金7700万ユーロを投じて補強も行いながら、その直後に突如として退任を迎えることとなる。

 ドイツ通信社に対して、同氏は「入れ替え戦となる16位にまで勝ち点差6とした中で、あのような形でヘルタ・ベルリンを去る結果となってしまったことを非常に申し訳なく思っている。」クリンスマン監督として戦った9試合では、ヘルタはわずか3勝しかおさめることができなかった。そのため残留争いからの脱出をなかなかはかれず、それはその後のヌーリ暫定監督となっても変わらず、最終的に力を示す形で抜け出したのは、シーズン4人目の指揮官ブルーノ・ラバディア監督招聘まで待たなくてはならなかった。

 当時の退任劇についてクリンスマン氏は、非常に早急にヘルタへ多くの戦力、そしてポテンシャルを手にしたいと考え、プレミアリーグを見習ってテクニカルディレクターとしての長期契約を要求。「残念ながら、10週間以内のうちに、書面にて合意には至らなかったんだよ」と、説明している。

 それからしばらくして今度は、自身の10週間に渡る任期の中で作成したプロトコルが、ドイツのスポーツ専門誌シュポルト・ビルトによって報道。そこには「クラブ首脳陣は即座に、完全に入れ替わるべきだ」「素晴らしい選手を獲得したとし、ある程度の時間が経過するならば、「普通の選手」に終わってしまうだろう」といった辛辣な言葉が見受けられ、とりわけマネージャーを務めるプレーツ氏には「数年に渡り、全ての分野において致命的な過ちをおかした」と痛烈批判。

 「退任の中で私は確かに過ちをおかした。このことについて改めてお詫びもうしあげたい」と語ったクリンスマン氏は、「私がアドバイザーという立場からチーム内のみで利用するために作成したプロトコルが、最終的に世間の注目を集める結果となってしまったことは、関係者の全てに害を及ぼすことになった」と述べ、「ただこれが、いかにしてメディアへとリークされる形になったのか、それはいまだに謎となったままなんだ」ともコメント。ただプレーツ氏については、「それはもう過去の話。最も重要なことは、ヘルタが1部残留を果たしたことにある」と強調している。
 


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