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2021年02月01日

ヘルタ・ベルリン、サミ・ケディラを無償で獲得へ

Hertha BSC Berlin
ヘルタBSC
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 土曜日にベルリンへと到着し、日曜日にメディカルチェックを受け、そしてkickerが得た情報では今、3者間における詰めの交渉も完了し、サミ・ケディラ(33)が10年半ぶりにブンデスリーガの舞台へと戻ってきた。ここのところはプレミアリーグの複数の選択肢を検討していた元ドイツ代表MFは、最終的にはヘルタ・ベルリン入りを決断。所属するユベントスとの契約はまだ半年残されていたものの、フリートランスファーでの加入となる。移籍市場最終日となる本日午後にも発表の見込み。

最近14ヶ月では公式戦30分のみ

 ヘルタ・ベルリンのカーステン・シュミットCEOは、TV局スカイに対して「経験豊富な、素晴らしいリーダータイプの選手だ」と称賛。確かにシュトゥットガルトでブンデスリーガ優勝を果たし、その後にレアル・マドリード、そしてユベントスでそれぞれ5年以上に渡ってプレーしてきた同選手には卓越した経験値が備わってはいるものの、ただ最近14ヶ月に目を向ければ公式戦わずか30分の出場のみにとどまっている。

「若いヘルタ」が求める経験豊富なリーダー

 その一方でヘルタ・ベルリンでは昨年末から年始にかけて大きな変化の時を迎えており、昨年12月に前述のシュミットCEOが就任。そして先日にはミヒャエル・プレーツ競技部門取締役とブルーノ・ラバディア監督が更迭され、2015〜19年に欧州復権にも導いたパル・ダルダイ監督の下で再スタートをはかっているところ。その初戦後に指揮官は、この「若いチーム」へのベテラン選手の重要性を説いており、その役目をドイツ代表77試合の経験を持つ、ブラジルW杯優勝戦士へと託すことになった。


 アルネ・フリードリヒSDはこれまで欧州トップクラブに所属してきたトッププレイヤーを獲得した。CL、セリエA、ラ・リーガ、代表等での経験もあり、即座に我々を後押ししてくれるものだろう」とコメント。「代表で2010年W杯では共に戦った。彼のリーダーシップはよく知っているし、ヘルタ加入をとにかく嬉しく思うよ」

 一方のケディラは、「ヘルタはとても熱心に声をかけてくれ、ブンデス復帰の舞台を用意してくれた。このことにとても感謝しているし、この青と白のユニフォームを着てピッチに立つ日が本当待ちきれないよ。体調はとても良いと感じるし、これまで蓄積した自分の経験でチームの助けとなり、成功をおさめていきたい」と意気込みをみせている。


 また公式ではインタビュー動画も掲載。ベルリン市の印象について「とてもパワーを感じる」「素晴らしい建造物」と語りながらも「ただここには観光ではなく、サッカーで成功をおさめるために来た」と強調。「実戦経験の不足は否めないが、夏から普通にトレーニングを重ねてきた。言うまでもなくリズムは必要だけど、体調は良いしロナウド、キエッリーニ、サンドロらとの練習は常にチャレンジものだよ」

 そして「とにかく勝つことが大事。クラブが今どこにいるかは関係ない。この状況からの脱却には、まず勝たなくてはならない。それしかない。残留のため気迫を持って勝つこと。僕の内面性でもチームのプラスになると思う」と意気込みをみせた。「若いチームの中で、経験ある選手として安定感をもたらしていきたいところだね。」
 


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