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2021年02月25日

パル・ダルダイ監督「ヘルタは急ぎ過ぎた」

Hertha BSC Berlin
ヘルタBSC
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 ヘルタ・ベルリンの2度目の監督就任から4週間、パル・ダルダイ監督は木曜発売のkickerとのインタビューの中で、「キャリアの中で最難関の壁」について語った。

 1月25日、ダルダイ監督はブルーノ・ラバディア監督の後任として、ユースチームから再びトップチームの監督へと昇格した。「プロの世界に戻ってくるつもりはなかった。良い仕事ができていて、落ち着いた時間を過ごしていたんだよ」しかしシュミットCEOとフリードリヒSDの説得を受け入れる形で決断。ここまでの4試合ではまだ、思うような勝ち点はついてはきていないものの、「タフな任務だ。だがこれを乗り越えることは可能だと思う」と意気込みをみせる。「リーダー的存在とチームスピリットの不足、多くの言語が入り混じる環境。そして様々なことが起こってしまった。ただ我々は正しい方向へと向かっているとは思う」

 残留争いの最中にユースチームから昇格したのは初めての経験ではない。2015年2月に当時自動降格圏内に喘いでいたヘルタを受け継ぎ、無事に1部残留へと導くと、その後の4年間は7位、6位、10位、11位と、近年のヘルタにおいて最も安定した時代を構築した。だが2019年にはダルダイ監督の契約満了から、新たな船出を目指したヘルタだったものの座礁。4人もの監督交代撃を繰り返しており、ヴィンドホルスト氏からの巨額の資金を元に積極補強を行うも実を結ぶことなく、再びダルダイ監督の出番は訪れた格好だ。「ヘルタは少し急ぎすぎたかもしれない。0から一気に100になることはないんだ」とダルダイ氏。「徐々に発展へと導かなくてはいけないよ。今年は非常に危険な年になってしまった。ただこの結果が、あるべきものとは程遠いこともわかっているがね」

 そしてこれからヘルタ・ベルリンの舵を切っていく中で、その道を牽引することが期待される選手の1人が、今冬にユベントスからフリートランスファーにて加入した、元ドイツ代表MFサミ・ケディラだ。2014年ブラジルW杯優勝戦士は、半年以上にわたって実戦から遠ざかっていたこともあり、先週の日曜日にようやく移籍後初先発出場。ダルダイ監督は、「サミはもはや25才のような選手ではないものの、彼は我々にとって非常に重要な柱だ」と期待を寄せ、「彼はよく試合を理解した選手であり、あと2・3年は確実にこのレベルでプレーしつづけていくことができるだろう」と言葉を続けている。
 


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