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2021年03月08日

ヘルタ、ダルダイ監督復帰からようやく初勝利

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 週末のFCアウグスブルク戦に向けて、ヘルタ・ベルリンの重圧はこれ以上ないものにまで膨れ上がっていた。17位マインツと痛み分けに終わり、降格圏内である16位ビーレフェルトと勝ち点同数。自動降格圏内からも距離を広げられず、またダルダイ監督復帰からも5試合連続未勝利(4敗)と波に乗ることができなかったのである。

 そして金曜日の最終調整でもあまり手応えが得られなかった指揮官が予想した通り、ヘルタはこの試合の前半でも精彩を欠いており、ハーフタイムでは「これ以上わるくなりようもない。」と檄を飛ばし、「よいリスクをかけ、より積極的にプレーする」ように要求。その期待に選手たちも応え、ピョンテクがついに同点弾。

 さらにルケバキの投入など、攻撃の手を緩めることなく勝利への意欲を示し、その積極的な姿勢が決勝点のPK獲得へ。これをルケバキオがきっちりと沈めて、ついにダルダイ監督復帰後初勝利を手にしたのだ。ルーカス・クリュンターは「胸のつっかえが、ゴロっと落ちていったような感覚だ。泣きそうになったくらいだよ。ここ数週間は本当につらかったからね」と吐露。主将ニクラス・シュタークも「言葉にならない」と表現した。


 もう1つヘルタが安堵できた理由がある。ペナルティ・キックといえば、先月のTSGホッフェンハイム戦にてピョンテクが、そしてその4日後にはクーニャがブレーメン戦にて、それぞれに決めきれずにブルーノ・ラバディア監督解任へと至った経緯があるのだ。そんな重圧の中でPKを沈めたルケバキオについて、ダルダイ監督は「彼にはリラックスした印象がある。緊張感を与えるタイプではなく、このような状況ではそういう選手が必要だ」と説明している。


 またラバディア監督と共にその座を追われた、ミヒャエル・プレーツ競技部門取締役の後任候補として、先日に今季限りでの退団を発表したフランクフルトのフレディ・ボビッチ氏が浮上しているところだが、シュミットCEOは「何もすすんでいないし、私にはその権限もない」と述べ、「今は競技面において全くことなるタスクを抱えているところ」と強調。残留にむけ「今はサッカーのことに集中している」と語った。
 


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