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2021年05月05日

元ドイツ代表レーマン氏がアオゴ氏に差別的メッセージ、ヘルタの相談役会から解雇

Hertha BSC Berlin
ヘルタBSC
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 火曜日にTV局スカイにて解説者を務めたデニス・アオゴ氏は、その後に自身のインスタグラムのストーリーズにて、イェンス・レーマン氏から受けたメッセージを公開し、強い不快感を露わにした。

 1年前にヘルタ・ベルリンの相談役会会員となるまで、同じくスカイで解説者を務めてレーマン氏から、「デニスは確か、Quotenschwarzer(=英語のtoken black guy ※実力ではなくコンプライアンス対策のみで起用されたという、差別的な表現)だよね?」とのメッセージが送信。

 この日にCL準決勝2ndレグ、マンチェスターCvsパリ・サンジェルマン戦を解説した元ドイツ代表DFは、「ワオ、マジかよ。これは僕宛に送ったものではないのだろうけど!」とのメッセージを添えている。

 一方でレーマン氏は今回のことを受けて、ドイツの大衆紙ビルトに語ったところによれば、アオゴ氏とは電話で話をして「発言が敬意を欠いたものと感じたなら、謝罪させてほしいとお願いした」とのこと。

 「決してそういう意図があった訳ではなく、ポジティブな意味合いだったんだ。スカイの解説者として彼は知識が豊富で、その姿勢についても非常に良い。だから視聴率も上がっている。それを表現したかったんだが、残念なことにちゃんと伝えられなかった」

 ただ本来レーマン氏がこのメッセージを、誰宛てに送りたかったのかなど、特に明かすことはなく「あれは私の携帯から発信されたもので、その責任はある。プライベートのメッセージだった」と語った。


 一方でヘルタ・ベルリンと投資家のラース・ヴィンドホルスト氏は、投資家側からの代表という形で、ヘルタBSC GmbH & Co.の相談役会会員となっていたレーマン氏との関係を、就任から1年で解消したことを発表している。

 投資を行っているテナー・ホールディング社の広報担当は、「コンサルティング契約を終了しました。これによりヘルタ・ベルリンでの相談役会会員としての活動も終了します。」とkickerに対してコメント。

 またヘルタのゲーゲンバウアー会長は、「こういった発言は決してヘルタが支持し、積極的に提唱している価値観とは、決して一致するものではない」との声明を発表し、「我々はいかなる形の人種差別行為からも距離を置く。そして今回のテナー・ホールディング社の動きを歓迎する」と語った。
 


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