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2022年05月05日

ヘルタ、マガト監督の後任候補にサンドロ・シュヴァルツ監督

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 ヘルタ・ベルリンでは昨年11月に、フレディ・ボビッチ競技部門取締役とパル・ダルダイ監督との間で不協和音が生じて退任。その後の就任したタイフン・コルクート監督の下では更なる低迷を招く結果となり、シーズン終盤となって老将フェリックス・マガト監督に1部残留を託すこととなった。

 たしかにその出だしこそ前途多難ではあったものの、振り返ってみれば6試合で勝ち点10と、それまでの低迷ぶりを踏まえれば非常に立派な途中経過ではある。それでも仮に今週末に残留を確定させたとしても、マガト監督はそのままクラブを後にすることになるだろう。ヘルタとしてはあくまで長期的な視点でチーム作りを行なっていきたい考えであり、kickerが得た情報によるとサンドロ・シュヴァルツ氏が有力候補となっているようだ。

 2020年10月からディナモ・モスクワにて指揮をとる同氏は、昨年末に2022年までだった契約を2024年まで延長。その後のロシアによるウクライナ侵攻により、ギズドル監督(ロコモティフ・モスクワ)やダニエル・ファルケ(クラスノダール)らが帰途につく中、シュヴァルツ監督はそれでも「責任感」からクラブに留まることを決断。その判断は元ブンデスリーガーのウクライナ人選手アンドレイ・ボロニンからも支持を受けている。「サンドロは正しい行いをみせている。モスクワに何もかも投げ捨てて去るわけにはいかない」

 ただそれでも今シーズンいっぱいをもって、その時間にもピリオドが打たれるかもしれない。ボビッチ氏はフランクフルト時代にダービーを戦った元マインツ指揮官を高く評価しており、一方で年明けにASモナコを解任されたニコ・コヴァチ監督については、故郷であるベルリンに戻ることはあまり乗り気ではないようだ。そのためボビッチ氏は就任1年目で果たせなかった、監督職の継続性構築に向けて43歳のドイツ人指揮官と共に実現したいと考えている模様。
 


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