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2022年05月25日

退任したヘルタ元会長が攻撃「ヴィンドホルスト氏が混乱の元凶」

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 昨日に2024年まで残されていたヘルタ・ベルリンの会長職から、辞することが発表されたヴェルナー・ゲーゲンバウアー氏。だが投資家ラース・ヴィンドホルスト氏に対する攻撃は、それでも止むことがないようだ。水曜発売のターゲス・シュピーゲル紙に対して、14年間の任期をへて退任する同氏は「彼はここ数週間、残留争いの最中にあったクラブへ、さらに火に油を注ぐ真似をしたのだ」とコメント。「クラブと全ての部署を深刻に混乱させた、その分裂の責任者だ」と言葉を続けた。「これを好転させることが、私の後継者の仕事だよ」

 2019年夏に総額3億7500万ユーロを当時、その見返りとして分社化した競技部門の株式64.4%を所得していたヴィンドホルスト氏は、今年の3月にクラブ上層部が「権力と癒着を維持している」と非難。一方でゲーゲンバウアー氏はあくまで、クラブの自主性と50+1ルールの不可侵性に言及しており、「ヘルタという遊園地に彼らは観覧車をいくら所有して良くても、その制御システムや遊園地自体はそうはいかないと知るべき」と反論している。

 しかしながらその一方で、ヘルタ・ベルリンは肝心の競技部門において、ブンデスリーガで10位、その翌シーズンでも14位、さらに今シーズンに至ってはあわや2部降格という16位と下降線をたどったことは「単純に資金を投入すれば効果がでる、というものではない」と認め、「それは私たちの責任であり、もちろん彼には失望を表明する権利がある」と語った。いずれにせよ近く行われる総会にてその機会は必然的に訪れることになるだろう。この発言にヴィンドホルスト氏サイドは冷静で、kickerに対してテナー社の広報は「ゲーゲンバウアー氏の新たな船出に道を開いた敬意を表します。根拠のない攻撃はこの船出に何ら関係のないもので、ただこれに応酬するというのは我々のやり方でもありません」と返答している。
 


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