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2022年06月27日

激動のヘルタが新会長誕生:元ウルトラ共同創設者がサプライズ当選

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 お家騒動に揺れるヘルタ・ベルリンでは遂に、新会長が誕生したのだがしかしながら本命視されていたフランク・シュテッフェル氏ではなく、ケイ・ベルンシュタイン氏が、サプライズ当選。投資家ラース・ヴィンドホルスト氏はむしろ前者に傾倒していたのだが、かつてウルトラを共同創業したい41歳が今後2年間、ヘルタ・ベルリンを率いることになる。

 ヘルタのウルトラHarlekins Berlin ’98を作り、2005年から会員を務め数々のファン活動を展開してきた同氏は、「ヘルタ・ベルリンは再び健全となり、青と白の魂を取り戻すため全ての人々の力を求めている」とコメント。「我々には誠実で真新しいスタートを切る必要がある」として、「就任後100日間における10項目」を宣言。「経営陣の宣誓、委員会の結束、スタッフのピックアップ、投資家ヴィンドホルスト氏との改善や、文化と変化の模範となること」など発表した。

 ブンデスリーガ最大の個人投資で一躍注目を浴びたヘルタとヴィンドホルスト氏だったのだが、新時代の幕開けはゲーゲンバウアー前会長とヴィンドホルスト氏による確執問題に発展、3月には「権力の維持と縁故主義に拘っている」とドイツの大衆紙ビルトに語り会長への明確な対立姿勢と新体制のスタートへの期待感を公言していたのだが、最終的には推していたシュテッフェン氏は敗戦。またベルンシュタイン氏の副会長となるのが、そのゲーゲンバウアー会長時代に役員会のメンバーだったファビアン・ドレシャー氏だ。


 ただ今回の選出にあたり、同氏はあくまで「ヴィンドホルスト氏との関係は穏やかにしていくことが求められる。私は50+1を明確に支持しているが、これは決して50+1に影響を与えるものではなく当時は私も参入に賛成していた。財政面で必要な投資なんだ」と説明。一方で今回の選挙を見届けていたヴィンドホルスト氏も、新たな資金投入の可能性もある中「我々はオープンマインドで何ら躊躇することもなく今後協議に臨む。これから良くなるしかないんだ」とキッカーに対して語った。


 なお今後のヘルタ・ベルリンの上層部の新体制は、ケイ・ベルンシュタイン新会長、ファビアン・ドレシャー新副会長を軸に、シュテッフェル氏の敗戦で副会長立候補を取り下げたイングマール・ペリング氏、ペア・モック=シュテューマー氏、アンネ・ユンガーマン氏に加え、ティム・カウアーマン氏とハンス=ヨアヒム・ブレージング氏が新たに一般会員として選出。これにより、ヘルタBSC e.V.の執行委員会のメンバーは、9人ではなく規約で定められている最低人数である7人体制ということにになる。


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