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2018年11月08日

10人でリヨンから2点差追いついたホッフェンハイム、指揮官「誇らしい」

TSG 1899 Hoffenheim
TSGホッフェンハイム
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 グループリーグ突破のため、必勝体制で臨んだ水曜日のCLリヨン戦。しかし「開始から20分までは良かったのだが、それから相手に勢いを与えてしまった。相手陣内での守備は良かったが、自陣ではそうでもなかったよ。2失点の場面は、いずれも数的有利の状況だったにも関わらずね、焦って相手に簡単にやられてしまった」と、ナーゲルスマン監督が振り返ったように、前半では0−2とリードを許して折り返す結果に。

 「うちのように多くのオフェンスの選手を起用していれば、ゲーゲンプレスや素早いボール奪取が重要になってくる。そういった部分が、開始20分から見られなくなっていったんだ。深い位置というのは、そこにいるだけではなく守備も行うということ。それが重要になってくる、我々はバルサではない。ホッフェンハイムなんだ」

 これについて、ニコ・シュルツは「相手には1vs1を得意とするいい選手がいた。守るのは難しかったよ。ただ確かにあまりうまく守れていたわけではないし、対人戦にもうまく入れず、待ち構えてしまったところがあった」と振り返り、またカシム・ヌフは「鍵となったのは前線でロストした時のゲーゲンプレス。それができないと、こういった相手に大きなスペースから守るのは困難さ」とコメント。

 さらに後半では開始早々に、カシム・ヌフが退場処分となって数的不利の状況へと陥ったものの、そこからチームは巻き返しをみせ、試合終了間際の同点弾で殊勲の勝ち点1の確保に成功した。「頭のなかで、もっと走らなくてはならないという意識になっていったのだろう。たしかに11人でも精力的にプレーするものではあるのだが、しかしよりやりやすく、より効率的になっていた。むしろ11人での守備の方が、よくなかったよ。」と指揮官。


 「退場者が出たことで追い詰められたところがあったし、バウマンが見事なセーブで救ってくれたというところもあった。後半ではいい闘争心をみせてくれたと思うが、ただやはり幸運な勝ち点差。相手には6・7度はビッグチャンスがあったし。我々もシステム変更などあらゆる手を尽くして、選手たちもよくやってくれたが、やはりチャンスを活かすなどできなかった相手のおかげというところが強いさ」 

 ただそれでも「数的不利からの盛り返す姿が誇りに思えるものだし、リヨンがもっとできたとはいえ、あれほどの戦いぶりをみせたのだ。勝ち点にふさわしい戦いぶりだったといえるのではないか」と胸を張っている。しかしながら勝ち点1を得たとはいえ、「もうリヨンとの直接対決が残っていない」ことから、トーナメント進出の可能性は「わずかなものとなってしまった」のも事実だ。

 それでもナーゲルスマン監督は、「諦めるのは愚かだろう。そのためには2勝が必要だがね。そもそも3位確保のためにも勝たなくては。まだそれを達成しているわけではないんだよ」と、これからのマンチェスター・シティ戦、そしてシャフタール・ドネツク戦に向けて、まずはCL初勝利をめざし意気込みをみせている。
 


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