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2019年12月23日

”フォクトの乱”で、耐え続けたノルトヴァイトに好機到来

TSG 1899 Hoffenheim
TSGホッフェンハイム
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 2017年にプレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドから、移籍金800万ユーロを投じてTSGホッフェンハイムへと加入した、ハヴァルト・ノルトヴァイト。だが主力としての活躍を期してのブンデスリーガ復帰という思惑とは裏腹に、移籍初年度での出場はわずかリーグ戦15試合のみ。昨季の前半戦でも8試合に止まった結果、後半戦では再びプレミアのフラムへとレンタル移籍していた。

 そして今季より新たな就任したアルフレッド・シュロイダー監督の下、再びホッフェンハイムでの再起をはかたノルウェー代表は、ブンデス第7節バイエルン戦にて遂に今季初出場。後半からの投入となったが、「非常に彼は迫ってきていたんだ。だからそれからの長期離脱が残念でならなかったよ」と指揮官。そのバイエルン戦後に参加したノルウェー代表にて、肋骨を4本折る重傷を負ったノルトヴァイトは、再び長期離脱を余儀なくされることになる。

 だが年内最終週となった先週のウニオン・ベルリン戦にて、バイエルン戦と同じく後半途中から戦列復帰を果たしており、続くボルシア・ドルトムント戦ではポッシュの負傷、そして主将ケヴィン・フォクトとシュロイダー監督による諍いの影響もあって、守備のオールラウンダーはセンターバックとして先発出場をも果たすこととなった。「ロッカールームで既に、私はノルトヴァイトに賛辞を送っていたよ」と明かしたシュロイダー監督は、「気迫あふれるプレーがよかった。(グラードバッハ時代の)ファヴレ監督との対決もよかったのかもしれない」とコメント。

 「遂に完調を果たすことができたね。彼はこのチームにとって、非常に選手だと見ているよ」と言葉を続けており、「彼がみせている成長には満足しているんだ」と評価。これから迎える今冬の移籍市場では、昨年とは異なり2022年まで契約を残す同選手のレンタルは頭になく、「彼をぜひチームに残したいと思う」と語った。ウニオン戦でのまさかのメンバー外となった「フォクトの乱」の背後で、ようやく待ちわびたチャンスを手にしたノルトヴァイト。主力を目指す戦いは、これから幕を開ける。
 


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