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2020年04月06日

ホップ会長、誹謗中傷が「止まるならば水に流して良い」

TSG 1899 Hoffenheim
TSGホッフェンハイム
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 拡大の一途を辿る新型コロナウィルスの危機へと直面する前、ブンデスリーガではサッカー界における商用化の象徴的存在として、TSGホッフェンハイムのディトマー・ホップ会長に対しては、ボルシア・ドルトムントをはじめとした一部のファンから強い批判の声が浴びせられてきた。

 今年に入り度重なる誹謗中傷によりドルトムントへ2年間のホッフェンハイムにおける無観客処分と罰金、そしてその後に行われたバイエルン戦では、一部のバイエルンファンから誹謗中傷の声が挙がったことで、最終的に選手たちが平和的にボール回しを行い試合を終える事態へと発展。さらに他試合の会場でも、ホップ会長に対する誹謗中傷が行われた。

 そんなホップ会長が、ドイツ国営放送ZDFの番組へと出演し、「商用化の象徴とされる事は全く理解できない」と述べ、「できればこれが過去の話となるのであれば、私はこの事を水に流しても良いと思っている」とコメント。「私が行っている社会活動は、まったくサッカーとは無関係のもの。医療や研究、子供達のスポーツ育成に関する投資というのは、TSGホッフェンハイムに対するものよりも遥かに高額なものだ。」

 そして、「13年に渡るいわれのない誹謗中傷の声」が止むことを願っており、「ホッフェンハイムと私との繋がりは説明しているのだがね。1954年から11年に渡り選手としてプレーした、66年にも渡る付き合いなのだということを」と強調。

 「2010年にはこういった話をファンとの対話でしたにも関わらず、まったく相手には歩み寄る考えさえない。ドルトムントのマガジンでも話をしたし、きっと理解してもらえたと思ったのだがね。ドルトムントと共にスポーツイベントまで開催して。それでも誹謗中傷の声は鳴り止むどころが増している。だからもはや対話に意味を感じることはできなくなっているよ」と、言葉を続けた。


 これに対してファンクラブ組織のライナー・フォルマー氏は、「直近の抗議行動の後、ホップ会長は辛辣な発言を行っていた」と指摘し、「彼の姿勢は残念だ。今はそういった話をするような状況ではない」と主張。「コロナ危機が終われば、その時はそういったテーマについて取り組めればと思うが、今は別の問題がある」と返答している。


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