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2020年06月10日

ヒュブナー、アイハンのプレーに「恥ずべき」と痛烈批判

TSG 1899 Hoffenheim
TSGホッフェンハイム
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 2−2の痛み分けに終わった、週末のデュッセルドルフvsホッフェンハイム戦だが、その開始9分にはベンヤミン・ヒュブナーが、ラフプレーの疑いにより退場へと追い込まれる場面があった。試合後ヒュブナーは淡々と、しかし明確にカーン・アイハンに対してメッセージを送っている。

 デュッセルドルフにとってはこの上ないスタートだった。前半5分にルーヴェン・ヘニングスの先制弾でリードを奪うと、そのわずか9分後に試合を大きく左右するシーンが。セットプレーを前にヒュブナーとアイハンがポジション取りを行った際、主審のソーレン・ストークス審判員はヒュブナーへ退場処分とすることを判断。いったい、何が起こっていたのだろうか?

 ペナルティ・エリア内にて両者が接触した際に、ヒュブナーの手がアイハンの顔に当たったのちに倒れているのだが、しかしながらビデオで確認をするとアイハンが自らの腕を使ってヒュブナーの手を上に押し上げ、そして当たりに行っている姿が明確に確認することができる。

 「顔に拳を感じたし、最初は比較的はっきりと本能的に感じ取ったもので、ただ痛みはそこまで無かった。でもこういう形でのレッドカードもあるものだよ」と、スカイに対してアイハンはコメント。

 一方でヒュブナーは、「僕の腕は明らかに彼の体に密着していた」と明言しており、「彼は自分の腕で、僕の腕を弾いたんだ。そこで彼の顔に入ってしまった。僕はあくまで距離を置くために手を伸ばしていたもの。そして正直言って、アイハンの行動は失礼極まりないものだ。恥だよ。こういうことがサッカーの魅力を奪うものであり、チームに迷惑がかかった。もしも逆のことをしていれば、そんなことはやったこともないが、僕なら自分の過ちを認めるだろうね」と、言葉を続けた。


 なお主審のシュトークス審判員自身は、この場面を直接自らの目では見ていなかったために、VARにて見直されたものの、そこで明確な過ちが明らかになることはなく、ホッフェンハイムは80分以上にわたって数的不利のなかでの戦いを強いられ、さらにこれからさらに出場停止処分まで言い渡されることだろう。ヒュブナーにとってはまさに踏んだり蹴ったりといったところであり、苛立ちも理解できる。

 仮にミスジャッジであったとしても、出場停止に?確かに例外的には、ファウルの取り違いなど明らかな誤審があった場合に限り、取り消される可能性はある。ただそのような事態は、VARが導入されて以降は一度も発生していないのだ。

 今回のケースでいえばVARによって明確に場面が認識されていることからも、ドイツサッカー連盟が動きに出る可能性は低い。ただそれでもkickerの情報では、1試合の停止にとどまる可能性が高い。それは、通常ならば顔面への平手打ちは2試合に相当するが、今回は腕を相手に伸ばした結果で顔にあったというファウルではあっても打撃には相当しないためである。


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