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2021年02月05日

昨年夏に交換トレード:ガチノヴィッチとツーバーの状況

TSG 1899 Hoffenheim
TSGホッフェンハイム
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 この夏の移籍市場において、交換トレードで違いのユニフォームを交換することになった、TSGホッフェンハイムのミヤト・ガチノヴィッチと、アイントラハト・フランクフルトのシュテフェン・ツーバーが、今週末に相見えることになる。おそらくは共にベンチスタートということにはなるだろうが、ただこれまでの道のりは非常に対照的なものだった。ここまでリーグ戦で先発出場したのは、ガチノヴィッチが6であるのに対して、ツーバーは5。さほどの大差はみられないものの、前者の出場試合数が17試合にであるのに対して、後者は9。その差を分けたのは、途中出場試合数11:4という数字だ。

 ホッフェンハイムのセバスチャン・ヘーネス監督は、その理由について「2つある。中盤における定位置争いの激しさという側面と、そして途中出場から即座に力を発揮するという見事なクオリテイがミヤトにはあるからだ」とコメント。そして試合出場を続けていく中で、最近では本職とは異なる右ウィングで、離脱者が出た影響を受ける形で先発出場の機会も巡ってくるようになった。本職の選手と比較するならダイナミズムに欠け、守備面でのミスも皆無とはいえないまでも、信頼度の高いパフォーマンスで、技術面に優れたコンビネーションプレーも披露。ポリバレントさも身につけており、カデラベク復調により再び中盤の争いで勝ち抜くためには、これから課題である決定力の改善を果たしたい。

 一方で逆にツーバーは開幕から第7節までは先発、途中からも出場を続けてきたものの、フィリップ・コスティッチやアミン・ユネスらの復調と共に、その出場機会は激減。11月7日のシュトゥットガルト戦以降ではリーグ戦2試合の終盤からの出場と、ドイツ杯でのレヴァークーゼン戦での途中出場のみ。そしてそのレヴァークーゼン戦では、負傷したユネスの代わりに投入されると試合展開が変わり逆転まけ。自身もkicker採点5というパフォーマンスに終わっている。元々両サイドや中盤も含むポリバレントさが評価され、常にメンバー入りを続けている29才のスイス人MFではあるのだが、チーム状態の改善からそのポリバレントさむしろ”便利屋”として仇となり、パフォーマンスを上げようにも今はあまりに出場機会が少なすぎるという問題を抱えている。 
  


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