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2021年03月09日

カデラベク復活、好調ヴォルフスブルク撃破に貢献

TSG 1899 Hoffenheim
TSGホッフェンハイム
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 「今シーズン、彼はそんなにプレーすることができていないからね。きっとその力をみせようと、やる気に満ち溢れていることだろう」と、試合前にTSGホッフェンハイムのヘーネス監督が予想していた通り、2021年に入って絶好調のVfLヴォルフスブルクを相手にして、ホッフェンハイムの右サイドバックでは再び、チェコ人DFがそのその輝きを解き放って見せた。PA内に侵入したバウムガルトナーの胸元へピンポイントのパスを供給。先制点を御膳立てすると、さらにクラマリッチの足元にも今度はグラウンダーのボールで正確に提供。2得点のいずれもアシストを決める活躍で、勝利に貢献している。

 今季は近親者にコロナ感染が判明したことを皮切りに、その後の負傷などなかなか戦列復帰をはたせていなかったカデラベク。チーム自体も大量の離脱者を抱えたこともあって、監督の進退問題へと発展する苦しいシーズンとなったものの、そのカデラベクが先発復帰した最近4試合でホッフェンハイムは、ブレーメン、ヴォルフスブルクに勝利。さらにドルトムントやウニオンとは痛み分けを演じるなど、無敗を継続しているところ。主力の復活にヘーネス監督も喜びをみせ、カデラベクも「前半は僕たちはとても良いものをみせていたし、2得点という結果でも報われた。後半は苦しかったけど、深い位置に構えてうまく守れたと思う。結果にはとても満足だし、このままいきたいね」と語った。


 実際にホッフェンハイムでは「6人ものCBが負傷離脱中」とヘーネス監督が嘆く状態にあり、「この状況を受け入れ」ながら「ここのところは固定された7・8人の選手を起用し続けられるようになった。それで阿吽の呼吸が生まれて改善へと繋がっている」と説明。特に秋まであった移籍市場や未曾有の大量離脱に見舞われた前半戦では、到底かなわなかったことだ。「目的意識をもって取り組めているし、安定感もみせられたと思う。ヴォルフスブルクが相手というのは、喜びもひとしおだね」

グリリッチュの契約に例外条項

 ただその中でMFから3バックの中心へとスライドし、その守備wp支えていたフロリアン・グリリッチュについては、おそらくこのまま退団する流れとなりそうだ。契約には2000万ユーロで行使可能な例外条項が含まれており、選手自身はすでに次へのステップアップを模索しているところとみられている。
 


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