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2021年10月25日

クラレンス・セードルフ氏もW杯隔年開催に反対「五輪は良いお手本」

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 現在のサッカー界における大きな話題の1つが、FIFAが推し進めていきたいと考えるワールドカップ隔年開催だ。欧州や南米などを中心に反対の声が高まる中、kickerとのインタビューでクラレンス・セードルフ氏もまた、「現在のワールドカップは特別なものだ。それをなぜ短縮して開催しなくてはならないのだろう?もしもお金だけが理由なのであれば、その必要はない」と反対の意思を示した。

 ゼードルフ氏からみてより頻繁に大会を開催し、より多くの試合数を消化していくという形でのサッカーの発展は、誤った方向性である。まずその理由として「大量に提供してしまうと特別性が失われる」ということであり、さらに「選手がしっかり休息をとる事でプレーの質が高まることを踏まえなくてはならない」と指摘。「この疑問の答えが必要だ。怪我人を減らし、試合や角プレーの質をどう保っていくのか」と言葉を続けている。「高品質に価値がある。逆に手軽に手に入れば価格は下がるものだろう?」

 さらにセードルフ氏は背景面についても重視しており、「隔年開催となればロマンに欠ける、別物だ。私からみれば4年に1度のオリンピックの観戦は非常に特別なものであり、まさにそれはアスリートたちによる鍛錬の賜物」と述べ、「隔年開催となれば選手たちの心構えにも変化がでるものであり、4年に1度ゆえに取り組む真摯さがある。また隔年開催となれば歴史的な影響を及ぼす。過去の選手は4年に1度のチャンスの中で心身ともにベストを尽くしたのに、今は2年に1度のチャンスになるんだよ、どうだろう?」と、疑問の声を投げかけている。「オリンピックが、良いお手本なのではないか?」
 


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