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2021年10月26日

クラシコ敗戦でクーマン監督に重圧、メディアはむしろ選手に責任を求める

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 「クラシコでの敗戦は、単純に勝ち点3を逃したというだけでは済まない・・・」その言葉がいかに真実であるかを、ロベルト・クーマン監督は身をもって体験したことだろう。カンプノウを出ようとしたところ、怒ったバルサファンたちによって妻と乗っていた車が取り囲まれており、暴言を浴びせたり降りるように要求したり、またスマホで自撮りをする様子などが映像で確認されている。ただしクーマン監督は冷静にこれに対応、決してそのような要求に乗る事はなく、怒りに満ちた群衆からゆっくりと車を遠ざけ、そのまま姿を消していった。

 クラブ側は「FCバルセロナは、監督がカンプノウを去る際に目撃された、暴力的で卑劣な行為に対して公式に非難する」とファンの行動について一刀両断。「このような不幸な出来事が二度と起こらぬよう、安全対策と罰則措置を講じていく」との声明が日曜夜に出されている。これでバルサはクラシコ4連敗、特にクーマン監督下ではバルサ史上85年ぶりとなる3連敗となったが、それでもメディアはファンとは異なり、敗因を選手たちへと求めているところ。ASはバルサの敗北は監督よりむしろ「選手の無能さが明らかであった」としており、とりわけ0−0で迎えた前半でのデストの絶好機を逸した場面について指摘した。

 これによりバルセロナはリーグ戦9位にまで転落。それでもジョアン・ラポルタ会長は、今シーズンいっぱいまではクーマン監督にチャンスを与えたいと考えており、またASによればラモン・プラネス強化担当は、「我々には以前のようなレベルも打開力をもった選手もいない。(中略)このチームは今、建設途中なんだ」と語っていたという。
 


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