ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2021年11月05日

苦境に立たされたエデン・アザール、今冬移籍の可能性も

ドイツ以外のニュース
インターナショナル
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 若き日のエデン・アザールが、ジネディーヌ・ジダンのユニフォームを誇らしげに身につけた写真があるように、まさに憧れの選手だったその人物がいるレアル・マドリードへと移籍した際には、これまでの時間はその夢物語の序章に過ぎないようにも思われた。だがレアル・マドリードでアザールを待っていた時間は、それとは全く異なる物だった。幾度となく負傷を繰り返し、ここまでわずか53試合の出場でわずか5得点のみ。チェルシーへと支払った1億2000万ユーロという金額、そしてロナウドが身につけていた「7」番という数字からも、抱かれていたその大きな期待にまったく応えられない日々を過ごしている。

 そして今は監督の名前はジダンではなく、カルロ・アンチェロッティ。そしてアザール自身は負傷から解放されフィットしたコンディションを保つなど、大きくその状況は変化したのだが、それと同時にアザールの立場にも大きな変化が。もはやレアル・マドリードでは、出場機会を得るには非常に厳しい立場へと立たされているのだ。「確かに状態は良いよ」と、アンチェロッティ監督。「ただ今のところでは、他の選手の方がいいね」とも認めており、「選手を無理に引き留めたりはしないよ」と、意味深な発言も。

 いずれにしてもアンチェロッティ監督の下で思うようにプレーできない理由は、アンチェロッティ監督はアザールについてトップ下のタイプとみているものの、現在採用する4−3−3システムにその居場所はないということ。そしてこの4−3−3システムの左サイドがアザールの候補となるのだが、そこではブレイク中の若手ヴィニシウス・ジュニオールが絶対的存在にまで飛躍を遂げているということがある。そのため早ければ今冬にも、アザールは新天地を求める可能性もあることだろう。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報