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2022年04月28日

悔しさと次戦への自信をみせる、ダヴィド・アラバ

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 中立的なサッカーファンとしての立場でみれば、火曜夜に行われたチャンピオンズリーグ準決勝マンチェスター・シティvsレアル・マドリード戦は、非常に見るものを楽しませてくれるような興奮の連続となった。だが試合終了後のダヴィド・アラバには、決して喜びの表情はみられない。それもそのはず、時にレアルはマンチェスターCに圧倒され、最終的には3−4と黒星スタートで次戦を迎えることになってしまったのだ。
 
 さらにこの試合ではハーフタイムにて負傷交代も余儀なくされており、「もうよくなってきてはいるよ」と、試合後にアマゾンプライムとのインタビューにて明かした同選手は、「本当に苦しい戦いだったね」とその心境を吐露。とりわけ前半の立ち上がりでは圧倒的で壁際に追い込まれる姿を見受けられている。「大きなアドバンテージは、彼らを率いる指揮官にあると思うね」と、かつての恩師グアルディオラ監督について評すると、「それはよくわかっているよ」と言葉を続けた。

 一方でそのグアルディオラ監督は、今回の試合について「私の経験ではCLを制するには予期せぬ状況を乗り越えることが必要で、もっと良い結果も得られたかもしれないが、これがレアルというものだ。とても良いプレーができたと思うよ」と総括。確かに攻撃面では4点にとどまってしまったのは決定力の欠如によるもので、アンチェロッティ監督による「次の試合で良い守備をみせれば勝てる」という言葉にも、「私は常に彼と同意見だ」と述べている。


 そのため試合中には憤慨する様子も幾度となく見受けられたが、それでも会見の席では「結果に文句はない。誇りに思うし、とても幸せだ」とし、不慣れな役割でプレーしたストーンズやフェルナンジーニョにも感謝の気持ちを示して「ヴィニシウスを守ることは容易じゃない。」と強調。そして次戦に向けて、今季パリSGやチェルシーが涙を飲んだ「ベルナベウでの戦いが待っているんだ。決勝にいくため改善しなくてはならないだろう。それがこの大会は求められている」と語った。「我々は胸を張ってマドリードに向かわなくてはならないよ」

 逆にそれこそがアラバも期待するところであり、ここまで華麗な逆転劇で強豪対決を制してきた自信もレアルにはある。「それが今シーズンの僕たちの特徴だともいえるだろうね」とアラバ。とりわけ現在14得点をマークしチャンピオンズリーグ得点王を走るカリム・ベンゼマも、今回のマンチェスター・シティ戦では次戦につなげる貴重なゴールでその健在さをアピール。パリSG、チェルシー、マンC相手の5試合で9得点を決めるフランス代表FWについて、アラバも「信じられない」と脱帽した。「言葉にするのも難しいほどにね」
  


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