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2022年05月05日

レアルがまたしても演じた逆転劇、クロース「魔法がかってる」

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 サンティアゴ・ベルナベウでは今シーズン、通算3度目となるスペクタクルなビッグマッチを目撃することになった。パリ・サンジェルマン戦でのカリム・ベンゼマによりハットトリック、チェルシー撃破、そして今週の水曜日ではロドリゴがロスタイムに2発、そしてベンゼマがマンチェスター・シティの止めを刺し決勝進出を決めてみせたのだ。むしろマンチェスターCとしては本来、リヤド・マフレズによる後半73分のゴールで、レアルを窮地に追い詰めたはずだった。

 「我々は得点後、試合をうまくコントロールできていたんだ」と敗戦の弁を述べた、ペップ・グアルディオラ監督。「自分たちのテンポやプレーを見出していたし、選手たちは心地よくプレーできていた」上に、終盤についても「決して追い込まれる試合展開というわけでもなかった」のだが、それでもレアルはそこから逆転劇を演じてみせる強さがある。「彼らの歴史で、それは何度も起こったことだよ」と元バルサ指揮官。「うちにとっては厳しい結果だ。それは否定できない。CL決勝まであと一歩だったのだ。少し時間が必要だよ、1・2日だけでも」


 一方で「今大会で26回に渡り挽回をみせた」その強さの秘訣を模索したトニ・クロースは、「ただなかなか説明し難いものもある」としつつ、「この信念、このスタジアム、この組み合わせというのは、まるで魔法がかったようなのものだね」と表現。そしてカルロ・アンチェロッティ監督の手腕についても強調した。「監督はどの選手を起用すべきか悩んでいたようだった。そして入れ替えも行なったわけだけど、とにかく彼は僕たちをうまく巻き込んでくれるんだ」実際に最初に切ったカードこそ、前述のロドリゴ投入だった。


 そしてこれで17度目となるチャンピオンズリーグ決勝に駒を進めたレアル・マドリード。過去16回では13度制していることからも、クロースは「僕たちはこの状況を知っているからね」と、2017/18シーズンCL決勝のリベンジマッチ、リヴァプールFC戦に向けて意気込みをみせた。


 とりわけリヴァプールのモハメド・サラーも、これまで幾度もレアルとの再戦希望を口にしており、「決着をつける」とツイート。ただその優勝の味は、クロース自身がだれよりも知るところだ。今回優勝を果たせば通算5度目となり、これはかつての同僚クリスチアーノ・ロナウドと、クラレンス・セードルフだけが果たした大記録となる。
 


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