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2022年07月22日

バルセロナ、今後25年間のTV放映権25%を売却

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インターナショナル
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 FCバルセロナはリーグ戦のTV放映権の更なる株売却を実施、アメリカの投資グループであるシックス・ストリート「今後25年間にわたり収益の25%を受け取ることになる」ことを金曜日に発表した。サンフランシスコに拠点を構える同社は先週の時点ですでに、2億750万ユーロを投じて放映権の10%を購入しており、金額自体は明かされていないもののおよそ4億ユーロとなった模様。つまりは数日のうちに6億ユーロを手にしたことになる。

 これにより13億5000万ユーロもの負債を抱えるバルセロナにとっては大きな救済措置であり、とりわけこの夏だけでもリーズ・ユナイテッドからハフィーニャ、バイエルンからロベルト・レヴァンドフスキを獲得するなど積極投資、更なる投資も守備陣を中心に計画されているとも言われているところだ。先日にバイエルンのナーゲルスマン監督は「バルセロナは世界で唯一、お金がないにもかかわらず選手を買い漁っているクラブであり、それはとんでもないことだよ」とコメント。


 ただ今回手にした資金のうち25%しか利用できない上に、リーグが設定さしたサラリーキャップの再計算期限は7月31日ということからも、バルサ側の言葉とは裏腹にフレンキー・デ・ヨングの売却は優先事項として残されているはずだ。さらにメンフィス・デパイの売却による資金調達も求められるものであり、だがデ・ヨングとデパイはともに移籍を望んでいないことをこれまで何度も口にしている。


 これは危険なゲームではないか?世界の頂点復帰」のためのなりふり構わぬ買い物ではないか?少なくとも経済面でも競技面でも、ライバルのレアル・マドリードに大きく取り残された感は否めない。それでもサッカービジネスではブランド力をもつクラブに必ず投資家は現れる。だがそれでは外部資金への依存度が高まるばかりだ。


 カーン代表は「バルサ首脳陣が考えなしで行うはずがない」としてナーゲルスマン監督の言葉を嗜めた。ただ少なくともシャビ監督が手続き不足で米国ツアーに乗り遅れた事実は、恥ずかしい失態の露呈とはいえるだろう。またレヴァンドフスキのユニフォームはファンショップで購入することさえままならず、しかもその理由はなんと「W」の文字を使い果たしたため。実際バルサの選手でWを必要とする選手は1人だけで、レヴァンドフスキはWを2文字も必要とするという事情はあるとはいえ・・・。


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