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2019年12月16日

エジルがウイグル人弾圧を強く批判、アーセナルは無関係強調

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インターナショナル
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 中国にて弾圧を受けているウイグル民族に対して、メスト・エジルが強いメッセージを自身のツイッターにて発信。それと同時にイスラム教の国々が静観しているとの批判も展開した。所属クラブのアーセナルは、この元ドイツ代表MFの発言について距離を置く姿勢を強調している。

 新疆ウイグル自治区で起こっている少数民族に対して、「コーランが焼かれ・・・、モスクが閉鎖され・・・、イスラム神学校が閉校され・・・、聖職者たちは次から次へと命を失い・・・、兄弟(イスラム教徒)たちは強制収容所へ送致されている・・・」と、トルコ語にて投稿。さらに31才のプレイメイカーは、他のイスラム教の国々が「沈黙している」と、その姿勢への批判も展開した。

そしてそのメッセージには、新疆ではなあく敢えて『東トルキスタン』という言葉と、それを表すライトプルーの三日月と星を模した国旗があしらわれたことも、特に今回の発言をヒートアップさせる結果になっている。

 その一方で財政面では『チャイナマネー』より大きな恩恵を受けている所属クラブ、FCアーセナル側はこのエジルの発言に対して、あくまで距離を置く姿勢を強調しており、「この発言内容は、あくまでメスト・エジル個人の見解にすぎません」と、中国最大のSNSウェイボーにて投稿。政治問題とは距離を置く姿勢を明確にした。

 有識者によればウイグル自治区において強制的に収容されている、少数民族のウイグル人やイスラム教徒の数は100万人以上とも言われており、当初はこういった施設の存在を否定していた中国政府だったものの、今は職業の再訓練や過激派への傾倒解消などを目的とした職業訓練校との説明を行っている。


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