ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年10月03日

クロップ監督「プレミアは助けてくれない」

ドイツ以外のニュース
インターナショナル
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 FIFAは先日、代表チームへの派遣に関する規約に、一時的な変更を年内まで行うことを発表したが、ユルゲン・クロップ監督は今回の代表戦期間を前に、とりわけプレミアリーグに対する批判の声をあげている。「決して、敬意を欠いた発言ように捉えないで欲しいのだが」そう、金曜日に行われたプレスカンファレンスの席にて、まず若手ブリュースターやジョーンズらについて、そしてヘンダーソンの復帰状況についても語っていたリヴァプール指揮官には、まだ明らかに良いたりない様子が見とれた。

 確かにFIFAでは時間はかかったものの、「少なくとも5日間の隔離を余儀なくされる」場合や「渡航制限がある」場合には、年内まではクラブ側の派遣義務がないということを通達している。しかしながらクロップ監督は嫌な予感が拭いされておらず、「そもそも今は誰もが家族と過ごしたいと考えている。選手も同様にね。そして国の協会とコンタクトをとるなんて事は難しいことから、私は多少心配をしているところだよ」と述べ、「各国の協会、UEFA、FIFAの要求は十分に理解している。しかしいくつかのサッカー協会から得られる情報は、決して完璧なものではない」とコメント。

 「クラブはしばしば孤立してしまうのだ。我々は選手を派遣し、プレミアとそれを放送するところからのプレッシャーをかけられる。例えば水曜にペルーでプレーした選手がいようがお構いなしさ。とにかく土曜午後に、エヴァートン戦を実施することしか考えていない」と、言葉を続けている。ちなみにペルーでプレーするリヴァプールの選手は実際にはいないが、ただエヴァートンのダービーが土曜午後に開催。クロップ監督は持論を展開する中で、イングランドのテレビ放映関係者たちが、頑なにその魅力だけを踏まえて試合開始を決めており、プレミアはそれに対して首を縦に振るしかない状況に苦言を呈している。
 
 確かにプレミアリーグのクラブは、確かに彼らとの契約により、巨額の富を享受していると認つつ、「これは決して正しいことだとは思わない」と強調。「クラブとして置いてけぼりなんだ。その一方でファンや他クラブからは「何がしたいんだ、いつもなきごとばかり」という声がでるのもわかる。この状況の複雑さは私自身も理解していることだ。」と述べ、ただ何より今は、「選手を出来る限り、安全に戻すこと」、そして帰国時にコロナ陰性が確認されるように、クラブとして責任をもって取り組むべきと強調した。「誰も助けてなどくれんのだ!プレミアリーグがチャーター機を手配してくるようなことをしてくれるわけでもない」
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報