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2020年10月12日

マンU、リバプールが掲げるプレミア大改革構想

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インターナショナル
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 イングランドで歴代最多優勝回数を誇るマンチェスター・ユナイテッドと、FCリヴァプールが手を組み、プレミアリーグにおける壮大な改革プロジェクトを思い描いている。特に注目すべきは、ブンデスリーガと同様に1部のクラブの数を、20から18へと変更していくというものだ。さらにリーグカップも廃止される可能性があるという。

 このイングランドで最も成功を収めてきた2クラブが推進するプロジェクト「ビッグ・ピクチャー」では、リーグ内におけるクラブの投票権、TV放映権料の分配、そして入れ替えに関する変更についても想定。

 この第一報は日曜日に英紙テレグラフが報道。上記2クラブのみならずチェルシー、トッテナム、マンチェスター・シティ、アーセナルといった、プレミアが誇る上位4クラブもこの構想を支持しているとみられており、プレミアリーグ以下のリーグを運営するEFLも明確に歓迎の意を示しているところ。

 これまでプレミアリーグの主要な決定事項は、各クラブがそれぞれに1票を投じる形で民主的に行われてきたものの、今回の改革ではより大きなクラブへ、より大きな投票権をもたせたいと考えており、プレミアで最も長く活躍してきた9クラブ(上記6クラブ+エヴァートン、ウェストハム、サウサンプトン)がそれに該当する模様。

 また各クラブの負担を軽減し、国際大会での競争力を高めていくために、リーグカップやコミュニティ・シールドの廃止も検討。もう1つの選択肢としては、国際大会に出場するクラブについては、リーグカップから除外することも挙げられている。

 なお残留争いについては、これまで3クラブが降格していたがこれを2クラブまでに留め、そして3番目のチームは入れ替え戦でのセカンドチャンスに臨むという、ブンデスリーガと同じシステムに。

 またプレミアリーグのTV放映権料の収入のうち25%は、コロナ危機によるクラブの財政破綻を緩和していくためにも、イングランド2部〜4部へと分配されることになっており、これこそがEFLがこの構想を支持する理由だ。

 一方でプレミアリーグは変化に対してオープンな姿勢であることを示しつつも、ただ協力もまた求めており、「提案の中には、試合全体に悪影響を及ぼすものもある」と批判。またEFLのパリー会長がすでに歓迎の意を表したことについては、「遺憾の意」をみせた。
 


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