ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年11月30日

クロップ監督、TVリポーターと相手監督を同時口撃

ドイツ以外のニュース
インターナショナル
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 ユルゲン・クロップ監督も試合後のテレビリポーターとのインタビューでは、「次の試合だけを考えている」や、「気持ちを切り替えて前を向こう」などとった言葉で交わしておけばよかったのかもしれない。だがブライトン戦後に結局は見せてしまった姿は、ガーディアンなどから「異様」との言葉で表現されてしまうようなものだった。

 土曜日に行われたシェフィールドとの一戦では、VARの判定の末に痛み分けに終わっており、それでもクロップ監督は審判への批判は口にしないと決め込んでいたのだろう。しかしながらBTsportのデス・ケリー氏が対峙した際に、相手の選手も一部ではPKは誤った判定だと思っているようだが、との質問で火がついている。

 「ほらな、また私を利用して、話題を作ろうとしている。そんな顔でみなくて良いだろう、いつもいつもそうけし掛けてきていたではないか。今日はあれはPKだと言っているのに、それはそれで気に食わないのか?何と言って欲しいんだ?あなた自身が答えをだせばいい」と、コメント。

 その後は、この試合のパフォーマンスについて「これ以上には誇れない」や、サラーが交代時に苛立ちを示していたことには「彼が笑顔でピッチを後にする時は何かがおかしいということ」などと、ある程度は冷静に答えを続けていたものの、ミルナーの負傷について話が及ぶと、再びヒートアップをみせた。

 「おめでとうございます!」そう皮肉を込めて語ったクロップ監督に、ケラー氏は「私個人にですか?」と尋ねると、「君が働いているところにさ。大腿だよ、大腿。サプラーイズ!そしてブライトンでも負傷者が出ていたね。どうやったら防げたか?それはクリス・ワイルダー監督にでも聞いてみたらどうだ?」と、2者を同時に口撃している。

 まず前者のBTスポーツは、水曜夜にチャンピオンズリーグを戦ったばかりのリヴァプールの試合を、週末では土曜正午過ぎに開催するようにプッシュしており、これまでにもクロップ監督は「犯罪まがい」との言葉で痛烈に批判。またワイルダー監督については、クロップ監督が5人交代制の再導入を強く訴えた際に、「自己中心的」と真っ向から反対をみせていた。

 放送時間について、ケリー氏はあくまでテレビ局側は、プレミアリーグ自体が受け入れている試合開始の時間帯において、契約上の権利という形で行使しているに過ぎない、と擁護。実際にプレミアリーグのクラブは、TV放映権料として他リーグと比較して非常に高額を手にしているという事実もある。だがクロップ監督は、「コロナ前に結んだ契約なのだから」と非常事態下にあると強調。「余りに選手にとって危険なことだ」と批判を続けた。
 

 そしてシェフィールドのワイルダー監督に対しては、「彼は私が自己中心的だと言っているが、むしろ彼の言っていることが自己中心的であろう。」とコメント。通週間前ではプレミアの16クラブの監督たちが5人の交代を支持することが確認された。

 「それでも何も動きはない」とし、「今日5人交代できればロバートソンを代えたが、これは戦術的意味合いではなく彼を守ためだ。これはリヴァプールだけでなく、全てのチームに言えることだ」と述べている。

 一方でワイルダー監督も、クロップ監督へと逆襲。プレミアリーグでは感染状況を考慮して、半数にあたる10クラブに2000人までの観客動員が認められたが、それ以外の10クラブはこのまま無観客という判断が下されたことに、クロップ監督は「感染率を考慮して対応することは正しい」とコメント。

 しかしそれに該当しないシェフィールドのワイルダー監督は「彼は世界的監督だが、あくまでリヴァプールのことだけを考えているのだよ」との考えを示した。「イギリス北部では許可されていないのに、彼は(フェアではないと)間違っているとは、口にしないではないか」
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報