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2020年11月30日

マラドーナがメッシに転生、恩師への特別な惜別弾

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 リオネル・メッシはその驚異的なゴールによって、恩師ディエゴ・マラドーナへと哀悼の意を示した。ゴールから20メートルの距離でボールを手にし、そして数歩踏み込んだ後、ちょうど16メートル手前のところから放ったシュートは、美しい放物線を描き、逆サイドのゴールネットを揺らして見せる。

 「なんて素晴らしい瞬間だろう」バルセロナのロベルト・クーマン監督は、そう賛辞を送った。まさにマラドーナがメッシに転生して、バルセロナの地に舞い戻ってきた瞬間・・・。これは1993年に母国へと復帰したニューウェルズ・オールドボーイズ時代、マラドーナ氏が移籍後初得点を挙げたシーンと酷似したプレーなのだ。

 そしてそのメッシが脱いだバルセロナのユニフォームの中には、そのニューウェルズ・オールドボーイズの10番が刻まれており、このことについて指揮官は「マラドーナ氏への、素晴らしいメッセージだ」と讃えている。

 メッシがマラドーナへとゴールを捧げたことは、実は今回が初めてではない。2007年のヘタフェ戦でメッシは、1986年のワールドカップ・イングランド戦にてマラドーナがみせた、伝説のゴールシーンに似た得点を決めており、当時肝炎で入院していた「ディエゴへ捧げる」と語っていた。

 今回のことについて、メッシ自身は多くを語ろうとはしていないが、ただ自身のインスタグラムにて、自身がこの日にニューウェルズ・オールドボーイズで天を仰いだ写真と、同じ姿のマラドーナ氏の写真を並列する形で、Hasta siempre, Diegoとだけ投稿。「さよなら、ディエゴ」13年ぶりに捧げたゴールは、マラドーナへの悲しい惜別弾となった。
  


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