決してシュテーガー監督は、そうそう簡単に選手を褒めちぎるようなタイプではない。もしもそれを行うならば、しっかりと考えた上での発言だと考えられるだろう。そして今夏にその言葉を受けたのが、コペーンハーゲンより加入したばかりの１７歳ニコラス・ナーティだ。

「今回の準備期間では、彼はすべてのメニューに参加することになるよ。彼はとてもいい若者だ」指揮官はそう賛辞をおくった。本来ならば、ナーティはＡユースのために獲得された選手だ。

しかし練習試合でテクニックとパスゲームでいいところをみせており、さらに読みにも長けたところを披露。つまりは「しっかりとしたプレーができるし、プレーへの理解度もあるということだ」とシュテーガー監督は言葉を続ける。

ただしあくまで落ち着いたなかで育成させていきたいと考えているのだが、その一方で確かな期待感もまた同時に抱いている模様。今回のキャンプ中に、出場するチャンスを得るのかとの問いには「確実にね」と断言。１７歳の熱い夏が幕を開けたようだ。

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