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2019年12月22日

「20才の伊藤達哉起用」のギズドル監督と、ケルン育成力の相乗効果

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 わずか1ヶ月前までは監督解任劇とマネージャー交代劇、そして残留争いに揺れていた1.FCケルン。しかしながら11月30日に行われたアウグスブルク戦にてドローを演じた後、続くウニオンとの下位決戦でこそ敗れたものの、それからレヴァークーゼン、フランクフルト、そしてブレーメンを立て続けに撃破。見事3連勝をおさめて冬季休暇に入る事に成功した。

 特にそのターニングポイントとなった強豪レヴァークーゼン戦からは、マルクス・ギズドル監督は両ウィングに、17才のティールマンと20才のヤコブスの若手ウィンガーを継続して起用。精力的かつ闘争心あふれるプレーで、新生ケルンの象徴的存在となっているところだ。そしてその二人に続くのが、左サイドバックの18才カッターバッハである。

 スピードとボールスキル、クレバーな対人戦、戦術面での規律面など安定したプレーをみせ、ドイツ代表で主将のヨナス・ヘクターを中盤で安心して起用できていることは、このV字転換を果たしたケルンの育成力による恩恵の賜物だといえるだろう。

 ちなみにその1ヶ月前から就任したマルクス・ギズドル監督は、かつてケルンと同じく残留争いを展開していた伝統クラブのハンブルガーSVの監督を務め、その際に自ら主将に任命したSB酒井高徳の中盤として起用。20才の伊藤達哉をブンデスリーガデビューさせ、その後に継続して起用しており、現在みせるその手腕はまさにその時を彷彿とさせるものだ。
 


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