ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2021年02月24日

ダービー勝利の勢い乗れず、ケルン「あまりに無害だった」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 ブンデスリーガ第20節ボルシア・メンヒェングラードバッハ戦では、チャンピオンズリーグ参加中の強豪、そして何より強力なライバルから貴重な勝ち点3を確保することに成功し、その勢いに乗って残留争いからの脱却の足掛かりとしたかった1.FCケルンだが、続くアイントラハト・フランクフルト戦、そして昇格組VfBシュトゥットガルト戦でも敗戦。逆にマインツが好調な戦いぶりをみせて差を詰められており、ホルスト・ヘルト競技部門取締役は、「別の展開を期待していたが、こうなってしまったものは仕方がない。落ち込んでいる場合ではないよ」と語った。

 特に同氏はピッチ上で実際にプレーする選手たちに対して奮起を促しており、「パフォーマンスを発揮できないよう、邪魔している人なんてだれもいないんだよ。もっとアクティブにプレーしていかないと」とコメント。それは守護神ティモ・ホルンも「オフェンス面であまりに物足りなかった。前半ではまったく危険な場面はなかったよ」と指摘しており、確かに70分からは幾度かチャンスもみられたが「そこから事態を一気に変えていくには、残された時間は短すぎる」と言葉を続けている。

 守備の要であり、代理主将も務めるラファエル・チホスは「前線で十分なプレーができなければ、それでは勝ち点を重ねてくことなんて難しくなってしまうものだよ。あまりにも仕掛けの段階で多くのロストをおかしてしまったし、正確性を欠いてしまった。得点チャンスが数回では不十分だ」と述べ、マリウス・ヴォルフは「僕たちは無害だったよ」と厳しい言葉を残した。ただこれから迎えるバイエルン戦で結果を残すには、オフェンス力のことよりもむしろ、気迫あふれる、精力的な、そして互いに助け合っていくプレーが、何より基本となることだろう。

バイエルン戦に向けた不安材料


 ただその点においてケルンでは、エマヌエル・デニスが議論の対象となっているところであり、ブルージュからレンタルで加入した同選手は確かに、精力的なプレーをみせて、対人戦にも積極的に臨み、チームのためのハードワークを厭わない選手ではあるものの、ミスに対しては自他関係なくフラストレーションを如実に表現。これにはギズドル監督も「我々はそのような姿を好ましくおもっていない。ともに解決していくことが大事なんだ」と苦言を呈している。

 そんな中で指揮官はラツィオ相手に快勝をおさめたばかりの王者を相手に、これから準備へと勤しむことになるのだが、しかしながらその練習場に先発候補7名が不在という事態も、更なる追い討ちとなっていることだろう。セバスチャン・ボルナウは脊椎の手術待ちであり、ヨナス・ヘクターは筋肉系の問題を抱え、マリウス・ヴォルフは足首を負傷。ノア・カッターバッハとイスマイル・ヤコブスも共に筋肉系の問題を抱え、フロリアン・カインツとセバスチャン・アンデションは長期離脱中だ。 
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報