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2021年03月10日

ケルン、ブレーメン戦での攻撃的スタイルで新境地開拓?

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 週末に行われたヴェルダー・ブレーメン戦において、1.FCケルンのマルクス・ギズドル監督は、守備的アプローチが見込まれるチームを相手に、主導権を握る戦い方が求められていた。そこで指揮官はダブルボランチの一角として、攻撃的なマックス・マイヤーを起用。スキリとのコンビは守備陣の前でうまく機能しており、また6週間ぶりの復帰となったヨナス・ヘクターも、同点ゴールを決める活躍などで期待に応えている。

 試合後、ギズドル監督は「マックスは起用にしっかりと応えてくれた。彼は常に起点となり、高いキープ力をみせ、正確なパスを提供していたよ。それいよって優位性を作り出すことができていた」とコメント。ヘクターについても「我々にとってのベストプレイヤー」の復帰を大いに喜んだ。そして試合については、改めて「今日は本当に良い試合の1つに数えられるものだったと思う」と、攻撃的スタイルでの再発見を評価。「ただその結果は、望んでいたものではなかったけどね」と言葉を続けている。

 マイヤーも「当然ながら残留争いにおいて、いかなる勝ち点であっても救いになりうるものだ」と指摘しつつも、「今日のパフォーマンスを考えれば、勝利を手にしていたとしても決しておかしなものではなかった。本当に良いサッカーができていたと思う」と述べており、主将ヘクターも「前線にもっていくまでは、本当に良い試合だった」と付け加えた。「でもなかなかラストパスが供給できていない。きっとそれには本来トップでプレーする選手が不在だからだろうけど。ただ代わりの選手への批判ではないよ。本職ではないのだから」

エズカンにとっては移籍へのシグナル?

 パフォーマンス自体には概ね満足できる新体制を見出せたことは朗報だ、だがそれは決して全ての選手にとっていえるわけではない。サリフ・エズカンは逆に先発の座を失う結果となっており、ボックス・トゥ・ボックスタイプの23才は、主将マイヤーの復帰により居場所を明け渡す結果となった。つまり今夏で契約が切れる同選手の立場は、決してそこまで高くはないということ。今後を左右するシグナルとも受け取れるかもしれない。
  


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