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2020年06月29日

ティモ・ヴェルナー、「仲間とCL捨てた」の声に反論

RB Leipzig
RBライプツィヒ
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 今シーズン限りでブンデスリーガを後にする、ティモ・ヴェルナー。kickerとのインタビューに応じたドイツ代表FWは、改めてチェルシー移籍の決断について説明。シュテファン・エッフェンベルク氏ら、批判的な声に対する反論も述べている。

 最後試合となったアウグスブルク戦でも、ティモ・ヴェルナーはゴールを重ね続け、最終的に記録した28得点は2010/11シーズンのマリオ・ゴメス以来、ドイツ人ストライカーとしては最多得点というオマケ付きにもなった。ユリアン・ナーゲルスマン監督は、「在籍通算95得点を残したヴェルナーの移籍は、選手としてだけでなく、人間としても大きな損失だよ。彼はピッチ上でもロッカールームでも良い雰囲気を作り出していたんだ。これはみんなで穴埋めをしないといけないよ」とコメント。

 チェルシーへの移籍を惜しみつつも、「これはナーゲルスマンvsランパードではなく、長年ここにいて260試合以上ブンデスで戦ってきた選手が、次のステップへ進もうということなんだ。今年は彼とうまくいったし、さらに彼は成長した。移籍については今年思い立ったのではなくそれ以前からのものであり、私からみれば至って普通のこと。理解できるし、別のクラブと監督を選択したからといって怒りを覚えるなんてこともないさ」と語っている。

 ただその一方で最近世間で話題にあがっているのが、ヴェルナーがライプツィヒでのCL出場を見送る決断を下したことだ。だがkickerとのインタビューにて、同選手は「決断したのは、僕じゃない」と反論し、「関係者全員によって下された決断だったんだ」と強調。「僕自身としては、ライプツィヒで最後まで、CLの舞台で戦えないことはとても辛い事なんだ」と、言葉を続けている。


 そしてその話し合いの中で、ヴェルナーは「肩入れをしようとすると、その比重がどちらか一方に寄ってしまうことはわかっていたから、できるだけ絡まないようにはしていた」と説明。「椅子にただ座っているような感覚だった。チェルシーでは僕のために多額の投資を行い、新シーズンにむけて最適な準備を行いたいと考えている。一方でCL8強に連れいて行ってくれたクラブ、RBライプツィヒという存在もあるんだから」そのため、代理人のカール=ハインツ・フェルスター氏が「クラブ間との調整」を行っていた。

 そのためヴェルナーは、シュテファン・エッフェンベルク氏らが主張する、チームメイト、そしてチャンピオンズリーグという舞台を捨ててまで、移籍を敢行したという考えを真っ向から否定。「僕のことを知っている人なら皆、僕が決して周りを失望させるようなことはしないということ、悪いスポーツマンではないということをわかってくれている。一部の人たちは、いま僕たちがコロナ危機という非常に特別な状況にあり、移籍の過渡期というものが実際ほぼ存在しないということを忘れているようだ」と、語っている。

 kickerが得た情報によれば、ヴェルナーの移籍が最適だと判断されたその理由として、経済的利益と保険関連の疑問があった模様。チェルシーはCL参加も容認する姿勢をみせていたようだが無償というわけではなく、ライプツィヒは選手のサラリーに加えてレンタル料を支払う必要があったはずであり、加えて重傷を負った場合にチェルシーが買取りを撤回するリスクにも対応する必要があった。
 


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